このページは運行管理者の試験対策のうち、道路運送車両法について書いています。
- 道路運送車両法の目的・定義
- 車検と登録
- 点検整備と保安基準
道路運送車両法っていうと車検とかについてか?
そーです。車検とか車の登録関係や整備関係が出てきますね。
ってことは整備とかで基準を覚えるのが出てきそうだな。
整備と保安基準については数値を覚えるのが少し出てきます。
いつもみたいにザックリ整理してくれるんだろ?
で、出来る限りは…
…たまにはおっさんにもページ書いてもらおうかな…?
運行管理者試験の全30問のうち、道路運送車両法は9-12問で出題されます。
出題 | 関係法令(科目的な) | 問題数 |
---|---|---|
①-⑧ | 貨物自動車運送事業法 | 8 |
⑨-⑫ | 道路運送車両法 | 4 |
⑬-⑰ | 道路交通法 | 5 |
⑱-㉓ | 労働基準法 | 6 |
㉔-㉚ | 実務上の知識及び能力 | 7 |
* | 合計 | 30 |
道路運送車両法の4問を攻略するために見ておくポイントは5個くらいで、運行管理者試験の中では一番ボリュームが少ないです。
ただし、問題数が少ないので道路運送車両法の4問全て不正解だと他で得点を稼いでも試験は不合格になるので気は抜けません。
各パートで最低1問正解しないと不合格だもんなぁ…
道路運送車両法 目的・定義
【難易度:並】
道路運送車両法
法の目的
定義
運行管理者目線で押さえるポイント
最初に道路運送車両法の目的など基本事項を見ていきます。
道路運送車両法を効率良く覚えるには、「登場人物の主語:車の使用者」・「関係する役所:運輸局」という割り切りが良いです。
道路運送車両法の試験対策では、運行管理者の存在を一旦忘れる位でも良いかもです。
主語が誰か?が大事です。
道路運送車両法の目的
道路運送車両法 第一条には「目的」が定められています。
道路運送車両法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326AC0000000185#Mp-At_1
第一条(目的)
この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
運行管理者試験の過去問では穴埋め形式で重要語句を選択する問題が出題されています。
■問.道路運送車両法の目的についての次の空欄に入るべき字句をそれぞれ選択しなさい。
この法律は、道路運送車両に関し、【A】についての公証等を行い、並びに【B】及び【C】その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、【D】を増進することを目的とする。
■選択肢
A:1.所有権 2.駐車場
B:1.安全性の確保 2.効率性の向上
C:1.被害の抑止 2.公害の防止
D:1.事業者の福利 2.公共の福祉
正しいものはAから順に1・1・2・2です。
短い条文のキーワードを覚えるなら音読するのもアリです!
自動車の種別:道路運送車両法と道路交通法での定義の違いに注意
道路運送車両法 第三条には「自動車の種別」が定められています。
ここは勉強を進める中でややこしくなりますが、道路運送車両法で定義される自動車の種類は以下となります。
自動車の種別 | 代表的なもの |
---|---|
普通 自動車 | バス・トラック 乗用車 |
小型 自動車 | 小型トラック 小型乗用車 |
軽 自動車 | 軽トラック 軽乗用車 |
大型特殊 自動車 | ロードローラー ブルドーザー |
小型特殊 自動車 | 農耕用トラクター フォークリフト |
道路運送車両法ではバス・トラック等の大型車も普通自動車に括られる事は押さえておきましょう。
過去数年の過去問で「自動車の種別」単体での問題は見た事がないですが、道路運送車両法関係の問題に選択肢として組み込まれて登場します。
普通・小型・軽・大特・小特の5つだな。
道交法の何トン以上は~と混同しないようにしましょう!
道路運送車両法 自動車の登録と検査
【難易度:易】
道路運送車両法
車検関連
運行管理者目線で押さえるポイント
自動車の登録と検査、主に「ナンバーと車検関連」について見ていきます。
ここは簡単なので流しながら次にいきましょう!
自動車の登録と自動車登録番号標
道路運送車両法 第四条~第三十九条には「自動車の登録関連もろもろ」が定められています。
ナンバー関連で大事なところだけピックアップします。
自動車の登録関連
(車両法の条文から抜粋)
登録の一般的効力
(4・5条)
・自動車登録ファイルに登録を受けた(=国に登録記録のある)自動車でなければ運行に使ってはダメ
・自動車の所有権の得喪は登録がないと第三者へ対抗できない
ナンバーの封印等
(11条)
・ナンバーと封印は勝手に外してはいけない。ただし、整備等でやむを得ない場合は外しても良い
・封印が外れたり無くなったりしたら再度、封印の取付をして貰わないといけない
ナンバーの表示の義務
(19条)
ナンバーは車の前面および後面の見やすい場所に取付し、被覆等をしない
ナンバーの廃棄
(20条)
整備不良等の処分でナンバーを返納する際は遅滞なく国土交通大臣の領置を受ける
打刻の塗まつ等の禁止
(31条)
車体番号や原動機の型式の打刻を「塗ったり削ったりして」判別不能にしてはダメ
(言葉の整理)
①得喪=取得と喪失、第五条では「ナンバー登録していない車は第三者に勝手に登録されても知らんよ?」という事
②封印=ナンバープレートのネジ穴に被せるキャップ、管轄する運輸支局の刻印が入る
③ナンバー=正しくは自動車登録番号標
④領置=押収の一種、試験でよく出る
これ、このまま試験対策になります。
次に、各種登録や変更手続を見ていきます。
登録・変更の申請はいずれも「車の所有者が国土交通大臣に対して」行うものです。
登録の種類 | どういう車・内容 |
---|---|
新規 登録 | ナンバー登録のない自動車 |
変更 登録 | 所有者の氏名・住所や 使用の本拠地などを変更 |
移転 登録 | 所有者の変更・名義変更 ※新所有者が申請する |
一時抹消 登録 | 再度登録する事を前提に 一時的に登録抹消 |
永久末梢 登録 | 車の滅失・解体・用途廃止 永久的に登録抹消 |
移転って言葉に注意すれば日数は全部同じだから楽勝だな!
仮ナンバーだけは5日と覚える
仮ナンバーの発行は「臨時運行の許可」といい、仮ナンバー関連は日数が15日ではなく5日です。
臨時運行の許可 | 期間・期限 |
---|---|
仮ナンバー 有効期間 | 5日間 |
仮ナンバー 返納期限 | 有効期間満了後 5日以内 |
仮ナンバーの正式名称は「臨時運行許可番号標」なので、試験で臨時運行という言葉が出たら、=仮ナンバー=5日と連想するようにしましょう。
取付位置や取付ルールは仮ナンバー・普通のナンバーとも同じです。
臨時運行=仮ナンバー=5日!
運行管理者試験の過去問では正しいものを選択する問題が出題されています。
■問.自動車の登録等についての次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
1.道路運送車両法に規定する自動車の種別は、自動車の大きさ及び構造並びに原動機の種類及び総排気量又は定格出力を基準として定められ、その種別は、普通自動車・小型自動車・軽自動車・大型特殊自動車・小型特殊自動車である。
2.登録自動車の所有者は、当該自動車が滅失し・解体し・又は自動車の用途を廃止したときは、その事由があった日から15日以内に、永久抹消登録の申請をする。
3.臨時運行の許可を受けた者は、臨時運行許可証の有効期間が満了したとき、その日から15日以内に当該臨時運行許可証及び臨時運行許可番号標を行政庁に返納する。
4.登録自動車について所有者の変更は、新所有者がその事由があった日から30日以内に、国土交通大臣の行う移転登録の申請をする。
正しいものは1・2です。
30日ってのはそもそもハズレだよな。
自動車の検査等:貨物車は車検期間は1年
道路運送車両法 第五十八条~第七十六条等には「車検関連もろもろ」が定められています。
車検関連で大事なところだけピックアップします。
車検関連
(車両法の条文から抜粋)
検査と車検証
(58条)
車検を受け、有効な車検証の交付を受けた自動車でなければ運行に使ってはダメ
車検証の有効期間
(61条ほか)
・車検証の有効期間は貨物車:1年・普通の車:2年 ※貨物車について後ほど整理
・車検証の有効期間の起算日は交付日または有効期間の記入日
・やむを得ない理由で車検証の有効期間内に「継続検査」を受けられない場合、有効期間を伸張できる
車検証の備え付け
(66条)
・車検証を備え付け、かつ検査標章を表示(貼付)しなければ運行に使ってはダメ
・検査標章には車検証の有効期間の満了する時期を表示
車検証の返納等
(69条)
車検証の記載事項の変更または返納は事由発生から15日以内
車検証等の再交付
(70条)
車検証または検査標章を汚損・滅失等した場合は再交付を受けられる
保安基準適合標章
(94条-5)
有効な保安基準適合標章を表示している間は車検証を車に備え付けなくてもOK
(言葉の整理)
①検査標章=運転席上部のフロントガラスに貼るもの、車検ステッカーとも呼ばれる
②保安基準適合標章=指定工場で車検を受けた直後に貼られる標章、車検証と検査標章の代わりとなる
そのまま試験対策の内容です。
次に「車検の種類」を整理します。
車検の種類 | 対象・内容 |
---|---|
新規 検査 | 新車 一時抹消登録の車 |
継続 検査 | 車検切れ(満了)前に更新 満了1カ月~満了日に検査 |
構造等 変更 検査 | 車の大きさを変更 最大積載量を変更 |
変更検査は「事由発生から15日以内」に受けます。これも含めて日数を「仮ナンバーは5日・それ以外は15日」と覚えてしまいましょう。
わかりやすく敢えて雑に整理するってのも大事だな。
トラックの車検証の有効期間
道路運送車両法 61条で出てきた「トラックの車検の有効期間は1年」について、「車両総重量によって初回のみ2年」となる場合があります。
貨物自動車 車検証の有効期間 | 初回 | 2回目 以降 |
---|---|---|
車両総重量 8トン未満 | 2年 | 1年 |
車両総重量 8トン以上 | 1年 | 1年 |
基本1年、8トン未満は初回だけ2年…
運行管理者試験の過去問では間違い探しをする問題が出題されています。
■問.自動車の検査等についての次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
1.検査標章は、自動車検査証がその効力を失ったとき、又は継続検査・臨時検査・構造等変更検査の結果、当該自動車検査証の返付を受けられなかった場合、当該自動車に表示してはならない。
2.自動車は、指定自動車整備事業者が継続検査の際に交付した有効な保安基準適合標章を表示しているときは、自動車検査証を備え付けていなくても、運行の用に供することができる。
3.自動車の使用者は、自動車検査証又は検査標章が滅失・き損・又はその識別が困難となった場合には、その再交付を受けられる。
4.初めて自動車検査証の交付を受ける車両総重量7,990キログラムの貨物の運送の用に供する自動車については、当該自動車検査証の有効期間は1年である。
誤っているものは4です。
7,990キログラム=7.99トンだな。
車検は問題も簡単なので得点しやすいです。
道路運送車両法 点検整備と保安基準
【難易度:並】
道路運送車両法
点検整備
保安基準
運行管理者目線で押さえるポイント
点検・整備について、主に「日常点検・定期点検・整備管理者」について見ていきます。
ここでは運行管理者は登場せず、代わりに(?)整備管理者が登場します。
整備管理者は運行管理者とは別の管理者です。
日常点検と定期点検・整備管理者
道路運送車両法 第四十七条~第五十七条には「点検および整備もろもろ」が定められています。
条文から大事なところだけピックアップします。
点検と整備関連
(車両法の条文から抜粋)
点検・整備の義務
(47条-2)
・自動車の使用者は1日1回 運行開始前に日常点検をする
・日常点検NGの場合は運行に使わず整備へ
定期点検
(48条)
貨物用自動車の使用者は3カ月に1回 定期点検をする
点検整備記録簿
(49条)
点検整備記録簿を記入日から1年間 車に備え置く
整備管理者
(50条~52条)
・事業用自動車が5台以上の場合、事業者は整備管理者を選任する
・整備管理者の選任・解任は地方運輸局長へ15日以内に届出する
・整備管理者の主な業務は以下
1.日常点検等の実施方法を決める
2.点検結果から運行可否を決定
3.定期点検を実施する
4.点検整備記録簿等を管理
5.車庫を管理
運輸局長からの解任命令
(53条)
整備管理者が命令や処分に違反した場合、地方運輸局長は整備管理者の解任命令を出せる
運輸局長からの整備命令等
(54条)
・地方運輸局長は保安基準に適合しない車の使用者へ整備を命令できる
・地方運輸局長は保安基準に適合するまでの間、当該自動車の使用方法・経路の制限について指示できる
・地方運輸局長が出した指示・命令に車の使用者が従わない場合、当該自動車の使用を停止できる
(言葉の整理)
自動車の使用者=運転者個人を連想しがちだが、車検証での「使用者=事業者」の解釈でOK。日常点検を実際にするのは運転者個人なので混乱しやすい。
これ、このまま試験対策になります。
日常点検
運行前・1日1回の日常点検で実際に何を見るかを整理します。
点検箇所 | 日常点検の内容 |
---|---|
ブレーキ | ①1.ペダルの踏みしろ と効き 2.ブレーキの液量 3.エアブレーキの空気圧 4.ペダルを放した時の排気音 5.駐車ブレーキ レバー引きしろ |
タイヤ | ②1.タイヤの空気圧 2.亀裂・損傷・異常な摩耗 3.溝の深さ 4.ディスクホイールの取付状態 ※4は8トン以上が対象 |
灯火類 | ③1.点灯・点滅に不良がない 2.汚れ・損傷(割れ等)がない |
エアタンク | ④内部の凝水(ぎょうすい) ※水が溜まっていたら抜く |
⑤ バッテリー | バッテリー液量 |
⑥ エンジン | 1.冷却水の量 2.エンジンオイルの量 3.ファンベルトの張りと損傷 4.異音とかかり具合 5.低速時・加速の状態 |
⓻ 窓関連 | 1.ウィンドーウォッシャー液量 2.ワイパーの払拭状態 |
- ①~④:目視等と対応を必ず実施
- ⑤~⓻:気づいたら対応または報告
赤字のところから覚えるか。
定期点検
次に、3カ月ごとの定期点検の内容等です。
点検箇所 | 定期点検の内容 |
---|---|
① 車体 | 1.緩み・損傷 2.スペアタイヤ関連 3.ツールボックス関連 ※2・3は8トン以上の車 |
② タイヤ等 | ホイールボルト等の損傷 |
スペアタイヤとツールボックスは3カ月点検!
運行管理者試験の過去問では穴埋めをする問題が出題されています。
■問.自動車の点検整備等に関し、空欄に入るべき字句をそれぞれ選びなさい。
1.自動車の使用者は、自動車の点検及び整備等に関する事項を処理するため、車両総重量8トン以上の自動車その他の国土交通省令で定める自動車であって国土交通省令で定める台数以上のものの使用の本拠ごとに、自動車の点検及び整備に関する実務の経験その他について国土交通省令で定める一定の要件を備える者のうちから、【A】を選任する。
2.自動車運送事業の用に供する自動車の使用者又は当該自動車を運行する者は、【B】その運行の開始前において、国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検する。
3.地方運輸局長は、自動車の使用者が道路運送車両法第54条(整備命令等)の規定による命令又は指示に従わない場合において、当該自動車が道路運送車両の保安基準に適合しない状態にあるときは、当該自動車の【C】することができる。
4.自動車運送事業の用に供する自動車の使用者又は当該自動車を運行する者は、【D】その運行の開始前において、国土交通省令で定める技術上の基準により、自動車を点検する。
■選択肢
A:1.整備管理者 2.運行管理者
B:1.6カ月 2.3か月
C:1.経路を制限 2.使用を停止
D:1.必要な場合 2.1日1回
正しいものはAから順に1・2・2・2です。
運輸局長絡みが間違えやすいな。
命令ガン無視だと車の使用停止って覚えましょう。
自動車の保安基準と細目
道路運送車両の保安基準 第一条~第十八条には「保安基準もろもろ」が定められています。
試験対策に必要なものを表に落とします。まずは車体関連の保安基準です。
保安基準Ⅰ 車体関連 | 基準・内容 |
---|---|
自動車の サイズ | ①1.自動車の長さ:12m以内 2.自動車の幅:2.5m以内 3.自動車の高さ:3.8m以内 ※1.セミトレーラは13mまで |
② 車体 | 1.鋭い突起がないこと 2.回転部分が突出していない 3.後面に最大積載量等を表示 |
③ バンパー | 1.巻込防止装置を備える 2.突入防止装置を備える |
④ 軸・タイヤ | 1.輪荷重:5トン以内 2.軸重:10トン以内 3.タイヤの溝は1.6㎜以上 |
窓ガラス | ⑤可視光線の透過率70%以上 |
後写鏡 | ⑥外側の最下部が地上1.8mに 満たない場合、衝突の保護 |
車体サイズの基準は10トンワイドのサイズ感だな。
次に、装備・灯火類の保安基準を纏めます。
保安基準Ⅱ 装備・灯火 | 基準・内容 |
---|---|
反射器 | ①1.夜間に後ろ150mから赤色の 反射光を視認可能 2.総重量7トン以上の車は、 後面に大型後部反射器を取付 |
非常機材 | ②1.非常信号用具は夜間に200m の距離から赤色光を視認可能 2.停止表示機材は夜間に200m の距離から反射光を視認可能 |
③ 消火器 | 火薬類・高圧ガス・危険物を 運送の場合は消火器を備える |
④ 方向指示器 | 1.毎分60-120回の点滅 2.点滅の周期は一定である |
⑤ 赤色の灯火 | 尾灯・駐車灯・制動灯 |
⑥ 白色の灯火 | 前照灯・後退灯 |
赤字のところは特に数値が大事です…!
最後に制御系装置の保安基準です。
保安基準Ⅲ 制御系装置 | 基準・内容 |
---|---|
速度抑制 装置 | ①・車両総重量8トン以上 ・最大積載量5トン以上 ・トレーラーヘッド は、速度抑制装置を備えて 最高速度を90㎞/hに抑える |
② 車両接近 通報装置 | 電力で作動するエンジン がある場合、備える |
③ 衝突被害軽減 ブレーキ | ・車両総重量8トン以上 ・トレーラーヘッド で条件を満たす場合は備える |
④ 騒音防止 装置 | 基準を満たすマフラー等 |
⑤ 警音器 | 1.音が連続するもの 2.音の大きさと音色が一定 |
2024年問題絡みで速度上限が上がるのが決まったらリミッターってどうするんかね?
運行管理者試験の過去問では間違い探しをする問題が出題されています。
■問.道路運送車両の保安基準及びその細目について、誤っているものを1つ選びなさい。
1.自動車は、告示で定める方法により測定した場合、長さ(セミトレーラにあっては、連結装置中心から当該セミトレーラの後端までの水平距離)12m(セミトレーラのうち告示で定めるものにあっては、13m)、幅2.5m、高さ3.8mを超えてはならない。
2.貨物の運送の用に供する普通自動車で、車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のものの原動機には、自動車が時速90㎞を超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制抑を円滑に行うことができるものとして、告示で定める基準に適合する速度抑制装置を備える。
3.自動車の後面には、夜間にその後方150mの距離から走行用前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から確認できる赤色の後部反射器を備える。
4.自動車の前面ガラス及び側面ガラス(告示で定める部分を除く。)は、フィルムが貼り付けられた場合、透明かつ運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が60%以上は必要である。
誤っているもの4はです。
文章は長いけど結局は数字の間違い探しゲームか。
そーなんです。だから保守とかは数字を粗く覚えれば割と簡単です。
道路運送車両法についてはここまでです!
道路運送車両法 おわりに
運行管理者の勉強なのに運行管理者が全く登場しなかったな。
まあ車両法で整備とか保守に関する内容ですからね。
ここは細かい事も多少はあるけど何回か見とけば大丈夫か。
ここの内容から試験終盤で再登場する事も少しありますけど、保守関連が大丈夫ならOKです。
そうだ、次のページはおっさんが書きますか?
俺は運行管理者の資格も持ってないから書けないぞ?
じゃあ2024年(令和6年)の3月に試験受けてください。
???
…はい。勉強しときます…
次のページでは道路交通法について試験対策をしていきます!
■運行管理者 ページ一覧
①:運行管理者の概要
②:貨物自動車運送事業法(前半)
③:貨物自動車運送事業法(後半)
④:道路運送車両法 ◀◀ NOW
⑤:道路交通法
⑥:労働基準法
⑦:実務上の知識及び能力
⑧:運行管理者(貨物)過去問 R3-CBT