2025年(令和7年)11月に実施された高圧ガス製造保安責任者試験「乙種化学」「乙種機械」の法令科目の過去問(全20問)を、公式に公表された問題・正解答をもとに解説します。
法令は乙種化学と乙種機械で同一問題なので、このページ1本でどちらの受験にも対応できます。前半は定義・容器などの共通論点、問8以降はコンビナート内のエチレン製造事業所と、コンビナート外のアンモニア・アセチレン・酸素・窒素充てん事業所という2つの「例」に沿って出題されました。
おっさん乙種の法令は化学も機械も同じ問題なのか。じゃあ勉強も一緒でいいんだな。
でぃでぃそうですよー。違うのは学識と保安の一部だけ。法令は事業所の「例」を読み込むのがコツなので、20問いっしょに見ていきましょーか。
乙種(化学・機械共通)法令 令和7年度 概要
| 仕様 | 情報 |
|---|---|
| 試験実施日 | 令和7(2025)年11月9日 |
| 科目 | 法令 |
| 問題数 | 20問(多肢選択式) |
| 試験時間 | 60分(9:30〜10:30) |
| 合格基準 | 満点の60%以上(12/20) |
| 実施 | 年1回(11月) |
でぃでぃ合格ラインは各科目60%。法令は12問取れればクリアですね。
問01.高圧ガスの定義
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止し、公共の安全を確保する目的のために、高圧ガスの容器の製造及び取扱についても規制している。
ロ
常用の温度25度において圧力が0.2メガパスカル未満である圧縮アセチレンガスであっても、温度35度において圧力が0.2メガパスカルとなるものは高圧ガスである。
ハ
圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が35度以下である液化ガスは、現在の圧力が0.1メガパスカルであっても、高圧ガスである。
でぃでぃ正解は(3) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止して公共の安全を確保するため、高圧ガスの製造・貯蔵・販売・移動・消費だけでなく、容器の製造及び取扱いも規制対象としている(法第1条)。
ロ.誤り:圧縮アセチレンガスの基準温度は35度ではなく15度。常用の温度で0.2MPa以上となり現にその圧力であるもの、又は温度15度において0.2MPa以上となるものが高圧ガスである(法第2条第2号)。
ハ.正しい:液化ガスは、圧力が0.2MPaとなる場合の温度が35度以下であれば、現在の圧力が0.1MPaであっても高圧ガスに該当する(法第2条第3号)。
圧縮ガスは35度・1MPa、アセチレンは15度・0.2MPa、液化ガスは35度・0.2MPa。基準温度の入れ替えが定番の引っかけ。
問02.法の適用除外
次のイ、ロ、ハのうち、高圧ガス保安法の適用が除外される高圧ガスはどれか。
イ
圧縮装置(空気分離装置に用いられているものを除く。)内における圧縮空気であって、温度 35度において圧力が5メガパスカル以下のもの
ロ
オートクレーブ内における高圧ガスのうち、水素、アセチレン及び塩化ビニル
ハ
内容積が1デシリットル以下の容器に充塡されている全ての高圧ガス
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:圧縮装置(空気分離装置に用いられているものを除く)内の圧縮空気で、温度35度において圧力5MPa以下のものは、高圧ガス保安法施行令第2条第3項により法の適用が除外される。
ロ.誤り:オートクレーブ内の高圧ガスは適用除外だが、水素、アセチレン及び塩化ビニルは除外の対象から外されており(施行令第2条第3項)、この3種には法が適用される。
ハ.誤り:内容積1デシリットル以下の容器内の高圧ガスが全て除外されるのではなく、適用除外となるのは施行令等で定められたものに限られる。「全ての高圧ガス」とする点が誤り。
圧縮空気は35度・5MPa以下で除外、オートクレーブ内でも水素・アセチレン・塩化ビニルは除外されない。「全ての」と来たらまず疑う。
問03.承継・廃止と認定制度
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
「認定保安検査実施者」とは、自ら特定施設の保安検査を行うことができる者として、その事業所の所在地を管轄する都道府県知事等の認定を受けた者である。
ロ
第一種製造者の合併によりその地位を承継した者は、遅滞なく、その事実を証する書面を添えて、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。
ハ
第一種製造者は、高圧ガスの製造を廃止しようとするときには、都道府県知事等の許可を受けなければならない。
でぃでぃ正解は(1) ロ。ロが正しくて、イ・ハが誤りですね。
イ.誤り:認定保安検査実施者は、自ら特定施設の保安検査を行うことができる者として経済産業大臣の認定を受けた者である(法第35条第1項第2号)。都道府県知事等の認定ではない。
ロ.正しい:合併により第一種製造者の地位を承継した者は、遅滞なく、その事実を証する書面を添えて都道府県知事等に届け出なければならない(法第10条第2項)。承継は許可ではなく届出で足りる。
ハ.誤り:高圧ガスの製造の廃止は許可事項ではなく、廃止したときに遅滞なく都道府県知事等へ届け出る事項である(法第21条第1項)。
承継も廃止も手続きは「届出」で、廃止に許可を求める記述は誤り。認定保安検査実施者の認定権者は知事ではなく経済産業大臣。
問04.輸入検査・廃棄・帳簿
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
内容積47リットルの容器に充塡してある高圧ガスの輸入をした者は、輸入した高圧ガスのみについて、都道府県知事等が行う輸入検査を受け、これが輸入検査技術基準に適合していると認められた場合は、その高圧ガスを移動することができる。
ロ
特定不活性ガス以外の不活性ガスは、廃棄に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスとして定められていない。
ハ
第一種製造者(冷凍のため高圧ガスの製造をする者を除く。)は、高圧ガスを容器により授受した場合には、事業所ごとに所定の事項を記載した帳簿を備え、これを記載の日から2年間保存しなければならない。
でぃでぃ正解は(4) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:輸入検査の対象は「輸入した高圧ガス及びその容器」であり(法第22条第1項)、高圧ガスのみの検査では足りない。容器も輸入検査技術基準への適合が必要である。
ロ.正しい:廃棄に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスは可燃性ガス、毒性ガス及び特定不活性ガスと定められており(一般則第61条)、特定不活性ガス以外の不活性ガスは対象外である。
ハ.正しい:第一種製造者は、高圧ガスを容器により授受した場合、事業所ごとに所定事項を記載した帳簿を備え、記載の日から2年間保存しなければならない(法第60条第1項、一般則第95条)。
輸入検査は「高圧ガスと容器」のセットで受ける。廃棄基準の対象は可燃性・毒性・特定不活性のみ、容器授受の帳簿は2年保存。
問05.高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)について正しいものはどれか。
イ
容器が損傷を受けた場合、容器再検査を受け、これに合格し、かつ、所定の刻印又は標章の掲示がされたものでなければ高圧ガスを充塡してはならない。
ロ
容器の所有者は、容器再検査に合格しなかった容器について、所定の期間内に所定の刻印等がされなかったときは、遅滞なく、この容器を容器として使用することができないように処分すること又はその外面に「使用禁止」である旨の表示をすることと定められている。
ハ
容器(高圧ガスを充塡していないもの)を輸入した者は、特に定められたものを除き、その容器が所定の容器検査を受け、これに合格し所定の刻印等がされているもの又は外国登録容器製造業者が製造した容器であって、所定の自主検査刻印等がされているものでなければ、その容器を譲渡し、又は引き渡してはならない。
でぃでぃ正解は(3) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:損傷を受けた容器は、容器再検査に合格し、かつ所定の刻印又は標章の掲示がされたものでなければ高圧ガスを充塡してはならない(法第48条第1項)。
ロ.誤り:容器再検査に合格せず所定期間内に刻印等がされなかった容器は、遅滞なく、くず化しその他容器として使用できないように処分しなければならない(法第56条)。「使用禁止」の表示で足りるという定めはない。
ハ.正しい:容器を輸入した者は、容器検査に合格し所定の刻印等がされたもの、又は外国登録容器製造業者が製造し所定の自主検査刻印等がされたものでなければ、譲渡・引渡しができない(法第44条)。
再検査不合格の容器は「くず化して処分」一択で、使用禁止の表示で済ませる選択肢は誤り。輸入容器も刻印等がなければ譲渡できない。
問06.高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)及びその附属品
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)及びその附属品について容器保安規則上正しいものはどれか。
イ
毒性ガスを充塡する容器には、充塡すべき高圧ガスの名称が刻印で示されているので、高圧ガスの名称を明示する必要はなく、高圧ガスの性質を示す文字を明示することと定められている。
ロ
超低温容器の容器再検査においては、気密試験を行うべき定めはあるが、断熱性能試験を行うべき定めはない。
ハ
容器に装置されているバルブの附属品再検査の期間は、そのバルブが装置されている容器の容器再検査の期間に関係して定められている。
でぃでぃ正解は(2) ハ。ハが正しくて、イ・ロが誤りですね。
イ.誤り:毒性ガスの容器には、刻印とは別に、外面にそのガスの名称と性質を示す「毒」の文字の両方を明示しなければならない(容器保安規則第10条)。名称の明示を省略できる定めはない。
ロ.誤り:超低温容器の容器再検査では断熱性能試験を行うことが定められており、「断熱性能試験を行うべき定めはない」とする点が誤りである(容器保安規則)。
ハ.正しい:容器に装置されているバルブの附属品再検査の期間は、そのバルブが装置されている容器の容器再検査の期間に関係して定められている(容器保安規則)。
毒性ガス容器は名称と「毒」の両方を明示、超低温容器の再検査には断熱性能試験がある。バルブの再検査期間は容器側に連動する。
問07.液化石油ガスの特定高圧ガス消費者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、液化石油ガスの特定高圧ガス消費者について液化石油ガス保安規則上正しいものはどれか。ただし、この消費施設の貯槽は貯蔵能力が15トンのもの1基とする。
イ
消費施設の減圧設備の外面から第一種保安物件に対して有すべき第一種設備距離は、その減圧設備の処理能力から算出される。
ロ
貯蔵設備等の周囲5メートル以内においては、定められた措置を講じた場合を除き、火気(その設備内のものを除く。)の使用を禁じ、かつ、引火性又は発火性の物を置いてはならない。
ハ
液化石油ガスの製造に関し1年以上の経験を有する者であれば、所定の製造保安責任者免状の交付を受けていない者を取扱主任者に選任することができる。
でぃでぃ正解は(5) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:特定高圧ガス消費者の消費施設(貯蔵設備・減圧設備)が第一種保安物件に対して有すべき第一種設備距離は、処理能力ではなく貯蔵設備の貯蔵能力から算出される(液化石油ガス保安規則の消費の技術上の基準)。
ロ.正しい:貯蔵設備等の周囲5メートル以内では、所定の措置を講じた場合を除き、設備内のものを除く火気の使用が禁止され、引火性又は発火性の物を置くことも禁じられている(液石則の消費の技術上の基準)。
ハ.正しい:取扱主任者には、所定の製造保安責任者免状の交付を受けた者のほか、液化石油ガスの製造又は消費に関し1年以上の経験を有する者を選任することができる。免状は必須要件ではない。
消費施設の設備距離は処理能力でなく貯蔵能力から算出。取扱主任者は免状なしでも経験1年で選任できる点も覚えどころ。
問8から問12までの問題は、次の例による事業所に関するものである。
[例] 専らナフサを分解して、エチレン、プロピレン、ブタジエン等を製造し、これらの高圧ガスを導管により他のコンビナート製造事業所に送り出すために、次に掲げる高圧ガスの製造施設(特殊反応設備を有する定置式製造設備であるもの)を有する事業所であって、コンビナート地域内にあるもの
この事業者は、認定完成検査実施者、認定保安検査実施者又は認定高度保安実施者のいずれでもない。
事業所全体の処理能力:100,000,000 立方メートル毎日
(うち可燃性ガス:99,500,000 立方メートル毎日)
貯槽の貯蔵能力 液化エチレン:3,000 トン 3基
液化プロピレン:3,000 トン 3基
液化ブタジエン:2,000 トン 2基
導管:エチレン、プロピレン及びブタジエンをそれぞれ送り出すもの(導管の長さ10キロメートル)
問08.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
この事業所において、貯蔵能力1000トンの液化プロピレンの貯槽を地盤面上に増設する場合、その貯槽の外面から、この事業所の境界線若しくは特に定められた施設等又は土地の外縁に対して所定の保安距離以上の距離を有しなければならない。
ロ
エチレンの製造施設のある保安区画内に新たに高圧ガス設備である反応器を設置しようとする場合、隣接する保安区画内にある高圧ガス設備(特に定められたものに限る。)に対して有すべき距離は、その反応器の燃焼熱量の数値に応じて算定しなければならない。
ハ
貯蔵能力2000トン、最大直径20メートルの液化ブタジエンの貯槽2基を地盤面上に増設するとき、これらの貯槽に防火上及び消火上有効な措置を講じた場合であっても、これら増設する貯槽相互間に有すべき最小の距離は10メートルである。
でぃでぃ正解は(5) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:コンビナート地域内で可燃性ガスである液化プロピレンの貯槽を増設する場合、貯槽の外面から事業所の境界線、特に定められた施設等又は土地の外縁に対し、コンビ則所定の保安距離以上を確保しなければならない。
ロ.誤り:保安区画内の高圧ガス設備が隣接する保安区画内の高圧ガス設備(特に定められたもの)に対して有すべき距離は30メートル以上と定められており、反応器の燃焼熱量の数値に応じて算定するものではない(コンビ則)。
ハ.正しい:可燃性ガスの貯槽相互間には最大直径の和の4分の1以上の距離が必要で、(20m+20m)÷4=10メートル。コンビ則では防火上・消火上有効な措置による貯槽間距離の緩和は認められず、最小距離は10メートルとなる。
コンビ則の貯槽相互間は直径和の1/4以上で、防消火措置による緩和なし。隣接保安区画の設備との距離は一律30m以上。
問09.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
これらの導管は、地盤面下に埋設されている場合に限り、その見やすい箇所に高圧ガスの種類、導管に異常を認めたときの連絡先その他必要な事項を明瞭に記載した標識を設けなければならない。
ロ
この事業所に隣接するコンビナート製造事業所との境界線から所定の距離以内にベントスタックを設置したときは所定の事項を記載した書面をその隣接するコンビナート製造事業所に送付する必要があるが、その境界線から所定の距離以内に屋外消火栓を設置したときにはその必要はない。
ハ
これらの可燃性ガスの製造設備に係る計器室を、その製造設備において発生するおそれのある危険の程度及び製造設備からの距離に応じ安全な構造とした場合であっても、その計器室の扉及び窓は、耐火性のものとしなければならない。
でぃでぃ正解は(3) ハ。ハが正しくて、イ・ロが誤りですね。
イ.誤り:導管の標識は、地盤面下に埋設した場合に限らず、地盤面上に設置した導管にも設けなければならない(コンビ則の導管に係る技術上の基準)。「埋設されている場合に限り」とする限定が誤り。
ロ.誤り:隣接するコンビナート製造事業所との境界線から所定距離以内に設置したとき書面送付を要する設備には、ベントスタックのほか屋外消火栓も含まれる(コンビ則)。屋外消火栓なら不要とする点が誤り。
ハ.正しい:可燃性ガスの製造設備に係る計器室は、危険の程度及び製造設備からの距離に応じた安全な構造とした上で、なお出入口の扉及び窓は耐火性のものとしなければならない(コンビ則)。
導管の標識は埋設・地上を問わず必要。「〜の場合に限り」の限定表現はほぼ誤りのサイン。書面送付の対象には屋外消火栓も入る。
問10.この事業者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者について正しいものはどれか。
イ
保安統括者が事業所の区分に応じた所定の製造保安責任者免状の交付を受けていれば、保安技術管理者及び保安企画推進員を選任する必要はない。
ロ
保安係員は、製造施設区分ごとに選任しなければならないが、異なる製造施設区分に属する2以上の製造施設とが設備の配置等からみて一体として管理されるものとして設計されたものであり、かつ、同一の計器室において制御され適切な保安管理が行えるときは、これら2以上の製造施設を同一の製造施設区分に属するものとみなして選任することができる。
ハ
保安主任者には、乙種機械責任者免状の交付を受け、かつ、所定の高圧ガスの製造に関する経験を有する者を選任することができる。
でぃでぃ正解は(4) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:保安統括者が所定の免状交付者であれば保安技術管理者の選任は省略できるが、保安企画推進員はこの規模の特定製造事業所では選任が必須であり、免状の有無にかかわらず省略できない(コンビ則)。
ロ.正しい:保安係員は製造施設区分ごとに選任するのが原則だが、一体として管理されるよう設計され、同一の計器室で制御されて適切な保安管理が行える2以上の製造施設は、同一の製造施設区分とみなして選任できる(コンビ則)。
ハ.正しい:保安主任者には、甲種・乙種の化学又は機械の製造保安責任者免状の交付を受け、かつ所定の高圧ガスの製造に関する経験を有する者を選任できる。乙種機械責任者免状でも要件を満たす(コンビ則の選任要件)。
保安統括者に免状があっても省略できるのは保安技術管理者だけで、保安企画推進員は必置。保安主任者は乙種免状+経験で選任できる。
おっさん保安統括者に免状があっても、省略できるのは保安技術管理者だけか。企画推進員は残るんだな。
でぃでぃそこを混ぜてくるのが定番です。「免状で省略できるのは誰か」を表にして覚えておくと、この手の問題は安定しますよ。
問11.この事業者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者について正しいものはどれか。
イ
選任した保安技術管理者の職務は、保安統括者を補佐して、高圧ガスの製造に係る保安に関する技術的な事項を管理することである。
ロ
特定施設について指定保安検査機関が行う保安検査を受けた場合、指定保安検査機関がその検査結果を都道府県知事等に報告するので、この事業者はその保安検査を受けた旨を都道府県知事等に届け出る必要はない。
ハ
定期自主検査の検査記録に記載すべき事項は、「検査をしたガス設備」、「検査をしたガス設備の設備ごとの検査の方法及び結果」、「検査年月日」及び「検査の実施について監督を行った保安係員の氏名」である。
でぃでぃ正解は(3) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:保安技術管理者の職務は、保安統括者を補佐して、高圧ガスの製造に係る保安に関する技術的な事項を管理することである(法第32条第2項)。
ロ.誤り:指定保安検査機関の保安検査を受けた場合、事業者はその旨を都道府県知事等に届け出なければならない(法第35条第1項第1号)。機関が検査結果を報告するから届出不要、という定めはない。
ハ.正しい:定期自主検査の検査記録には「検査をしたガス設備」「設備ごとの検査の方法及び結果」「検査年月日」「検査の実施について監督を行った保安係員の氏名」を記載すると定められている(コンビ則)。
指定保安検査機関で受検しても、知事等への届出は事業者自身の義務。「機関が報告するから不要」は毎年出る定番の誤り。
問12.この事業者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者について正しいものはどれか。
イ
大規模な地震に係る防災及び減災対策に関することは、危害予防規程に定めるべき事項の一つである。
ロ
危害予防規程を守っていない場合において、公共の安全の維持又は災害の発生の防止のため必要があると都道府県知事等が認めるときは、都道府県知事等から危害予防規程を守るよう勧告されることがある。
ハ
保安教育計画を忠実に実行していない場合において、公共の安全の維持又は災害の発生の防止のため必要があると都道府県知事等が認めるときは、都道府県知事等からその保安教育計画を忠実に実行するよう勧告されることがある。
でぃでぃ正解は(5) イ、ロ、ハ。イ・ロ・ハが正しくて、が誤りですね。
イ.正しい:大規模な地震に係る防災及び減災対策に関することは、この事業所のような大規模事業所の危害予防規程に定めるべき事項の一つとされている(コンビ則の危害予防規程の細目)。
ロ.正しい:第一種製造者又はその従業者が危害予防規程を守っていない場合、公共の安全の維持又は災害の発生の防止のため必要があると認めるときは、都道府県知事等はこれを守るべきこと等を勧告できる(法第26条)。
ハ.正しい:保安教育計画が忠実に実行されていない場合、公共の安全の維持又は災害の発生の防止のため必要があると認めるときは、都道府県知事等は忠実に実行すべきことを勧告できる(法第27条)。
「変更は命令、守らせるのは勧告」の対比で整理。危害予防規程・保安教育計画とも遵守側への手段は勧告どまり、と押さえる。
問13から問20までの問題は、次の例による事業所に関するものである。
[例] 次に掲げる高圧ガスの製造施設を有する事業所であって、コンビナート地域外にあるもの
この事業者は、認定完成検査実施者、認定保安検査実施者又は認定高度保安実施者のいずれでもない。
①貯槽に貯蔵した液化アンモニアを専らポンプにより容器に充塡する定置式製造設備
②アセチレンを発生させて、専ら圧縮機により容器に充塡する定置式製造設備
③貯槽に貯蔵した液化酸素を専らポンプにより加圧し、蒸発器で気化したガスを一般継目なし容器に充塡する定置式製造設備
④貯槽に貯蔵した液化窒素を専らポンプにより加圧し、蒸発器で気化したガスを一般継目なし容器に充塡する定置式製造設備
事業所全体の処理能力:350,000立方メートル毎日
(内訳) アンモニア:140,000立方メートル毎日
アセチレン:10,000立方メートル毎日
酸素:100,000立方メートル毎日
窒素:100,000立方メートル毎日
貯槽の貯蔵能力液化アンモニア:30トン 1基
液化酸素:20トン 1基
液化窒素:20トン 1基
容器置場(貯蔵設備でないもの):液化アンモニア、圧縮アセチレン、圧縮酸素及び圧縮窒素に係る面積1,000平方メートルのもの
問13.この事業者が行う製造施設に係る変更
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者が行う製造施設に係る変更について正しいものはどれか。
イ
製造施設の位置、構造又は設備の変更について都道府県知事等の許可を受けた工事のうち、特定変更工事は完成検査の対象である。
ロ
製造をする高圧ガスの種類を変更しようとするときは、都道府県知事等の許可を受けなければならない。
ハ
液化酸素のポンプを処理能力の異なるものに取り替えようとするときは、その処理能力の変更の範囲にかかわらず、都道府県知事等の許可を受けなければならない。
でぃでぃ正解は(5) イ、ロ、ハ。イ・ロ・ハが正しくて、が誤りですね。
イ.正しい:許可を受けた変更工事のうち、完成検査を要しない軽微な変更工事以外のもの(特定変更工事)は完成検査の対象であり、技術上の基準に適合すると認められた後でなければ施設を使用できない(法第20条第3項)。
ロ.正しい:第一種製造者が製造をする高圧ガスの種類又は製造の方法を変更しようとするときは、都道府県知事等の許可を受けなければならない(法第14条第1項)。
ハ.正しい:ポンプ(処理設備)を処理能力の異なるものに取り替える工事は、変更の範囲にかかわらず軽微な変更工事(一般則第15条)に該当せず、法第14条第1項の変更許可が必要である。
変更許可の要否は「処理能力が変わるか」で判定。ポンプの能力違いへの取替えは増減どちらでも許可、ガス種の変更も許可案件。
おっさんポンプの取替えは能力が増えても減っても許可なのか。減るならいいだろって思っちまうな。
でぃでぃ判定基準は「処理能力が変わるかどうか」であって、増減の向きじゃないんです。ここは理屈より基準の言い回しで覚えてくださいねー。
問14.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
高圧ガス設備の変更の工事後の完成検査において気密試験を行うとき、その試験圧力は常用の圧力の1.25倍以上と定められている。
ロ
アンモニア、アセチレン及び酸素の高圧ガス設備には、その設備内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなければならないが、窒素の高圧ガス設備については、その定めはない。
ハ
液化窒素の貯槽は、貯槽本体に限らずその支持構造物及び基礎も、所定の耐震に関する性能を有するものとしなければならない。
でぃでぃ正解は(2) ハ。ハが正しくて、イ・ロが誤りですね。
イ.誤り:完成検査における気密試験は常用の圧力「以上」の圧力で行う。常用の圧力の1.25倍以上が求められるのは、液体の使用が困難な場合に空気・窒素等の気体で行う耐圧試験の方である(一般則の技術上の基準)。
ロ.誤り:許容圧力以下に戻すことができる安全装置は、ガスの種類を問わず高圧ガス設備に設けなければならず、不活性ガスである窒素の高圧ガス設備も対象である(一般則の技術上の基準)。
ハ.正しい:貯蔵能力20トンの液化窒素の貯槽は耐震設計構造物に該当し、貯槽本体に限らず支持構造物及び基礎についても所定の耐震に関する性能を有するものとしなければならない。
気密試験は常用圧力以上、耐圧試験は液体1.5倍・気体1.25倍。数値の入れ替えに注意。安全装置は不活性の窒素設備でも省けない。
問15.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
窒素のガス設備の修理が終了したときは、そのガス設備が正常に作動することを確認した後でなければ高圧ガスの製造をしてはならない。
ロ
液化アンモニア、圧縮アセチレン及び圧縮酸素の充塡容器及び残ガス容器は、それぞれ区分して容器置場に置かなければならない。
ハ
この容器置場に置く圧縮酸素の充塡容器及び残ガス容器は、常に温度40度以下に保たなければならないが、圧縮窒素の充塡容器及び残ガス容器については、その定めがない。
でぃでぃ正解は(3) イ、ロ。イ・ロが正しくて、ハが誤りですね。
イ.正しい:ガス設備の修理等が終了したときは、そのガス設備が正常に作動することを確認した後でなければ高圧ガスの製造をしてはならない(一般則の製造の方法に係る技術上の基準)。窒素の設備にも適用される。
ロ.正しい:容器置場では充塡容器と残ガス容器を区分し、さらに可燃性ガス、毒性ガス、酸素の容器はそれぞれ区分して置かなければならない(一般則第6条第2項)。アンモニア・アセチレン・酸素はいずれも区分の対象。
ハ.誤り:充塡容器等を常に温度40度以下に保つ義務はガスの種類を問わず適用され、圧縮窒素の充塡容器・残ガス容器にも定めがある(一般則第6条第2項)。
充塡容器の40度以下ルールに例外なし。「不活性ガスなら不要」と思わせる記述は誤り。区分保管は可燃性・毒性・酸素+充塡/残ガス。
問16.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
液化アンモニア、液化酸素及び液化窒素の貯槽の周囲には、それぞれ液状のガスが漏えいした場合に、その流出を防止するための措置を講じなければならないと定められている。
ロ
液化アンモニアの製造設備を設置する室は、そのガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならないが、窒素の製造設備を設置する室については、その定めはない。
ハ
液化アンモニアの配管の取替え工事後に行う完成検査における耐圧試験は、水その他の安全な液体を使用するときは常用の圧力の1.25倍の圧力で行えばよい。
でぃでぃ正解は(1) ロ。ロが正しくて、イ・ハが誤りですね。
イ.誤り:液状ガスの流出防止措置(防液堤等)が必要なのは、毒性ガスは貯蔵能力5トン以上、可燃性ガス・酸素は1000トン以上の貯槽。該当するのは液化アンモニア(30トン)のみで、液化酸素・液化窒素の各20トンの貯槽には義務がない。
ロ.正しい:漏えいしたガスが滞留しない構造とすべき室は、可燃性ガス・毒性ガス等の製造設備を設置する室であり、アンモニア(可燃性かつ毒性)は対象だが、不活性ガスである窒素の製造設備の室には定めがない。
ハ.誤り:水その他の安全な液体を使用する耐圧試験は常用の圧力の1.5倍以上で行う。1.25倍以上でよいのは、液体の使用が困難で空気・窒素等の気体により行う場合である(一般則の技術上の基準)。
防液堤は毒性5トン以上、可燃性・酸素は1000トン以上から。事業所スペックに当てはめて要否を判定させるのがこの問題の狙い。
おっさん防液堤は毒性なら5トンから、可燃性は1000トンからか。桁がぜんぜん違うな。
でぃでぃ事業所の例に貯蔵能力が書いてあるので、その数字に当てはめて要否を判定する練習をしておきましょーか。
問17.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
液化窒素の貯槽は、沈下状況を測定するための措置を講じるべきものに該当する。
ロ
液化アンモニアの貯槽に設けたガラス液面計は、丸形ガラス管液面計以外のものであって、その破損を防止するための措置が講じられたものでなければならない。
ハ
液化酸素の貯槽のガスを送り出すための配管の貯槽の直近に取り付けたバルブは、速やかに操作できる遠隔操作が可能な機構とすれば、そのバルブを常時開とすることができる。
でぃでぃ正解は(2) イ、ロ。イ・ロが正しくて、ハが誤りですね。
イ.正しい:貯槽(貯蔵能力100立方メートル又は1トン以上のもの)には沈下状況を測定するための措置を講じると定められており、貯蔵能力20トンの液化窒素の貯槽はこれに該当する(一般則の技術上の基準)。
ロ.正しい:可燃性ガス・毒性ガスの液化ガス貯槽に設けるガラス液面計は、丸形ガラス管液面計以外のものとし、その破損を防止するための措置を講じる。液化アンモニア(可燃性かつ毒性)の貯槽はこれに該当する。
ハ.誤り:液化ガスの貯槽に取り付けた配管の貯槽直近のバルブは、ガスを送り出し又は受け入れるとき以外は閉止しておかなければならない(一般則の製造の方法に係る技術上の基準)。遠隔操作機構としても常時開にはできない。
貯槽直近の送り出しバルブは使うとき以外は閉。遠隔操作化しても常時開の言い訳にはならない。丸形ガラス管液面計の禁止とセットで出る。
問18.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
アセチレンの高圧ガス設備に係る電気設備は、その設置場所及びそのガスの種類に応じた防爆性能を有する構造のものとしなければならない。
ロ
アンモニアのガス設備の配管の接合は、保安上必要な強度を有するフランジ接合又はねじ接合継手による接合とすることと定められており、その他の接合の方法は定められていない。
ハ
アンモニアの製造設備に、アンモニアが漏えいしたときに連動装置により直ちに漏えいを防止するための措置を講じた場合は、安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じなくてよい。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:可燃性ガス(アンモニア及びブロムメチルを除く)の高圧ガス設備に係る電気設備は、その設置場所及びガスの種類に応じた防爆性能を有する構造としなければならない(一般則の技術上の基準)。アセチレンは対象である。
ロ.誤り:毒性ガスであるアンモニアのガス設備の配管等の接合は溶接によることが原則で、溶接が適当でない場合に限り保安上必要な強度を有するフランジ接合で代えられる。ねじ接合継手による接合を認める定めはない。
ハ.誤り:毒性ガスの製造設備には、漏えいしたガスを安全に、かつ速やかに除害するための措置が必要であり、連動装置による漏えい防止措置を講じてもこの除害措置は免除されない(一般則の技術上の基準)。
毒性ガスの配管接合は溶接が原則でねじ込み不可、除害措置に免除なし。防爆はアンモニア除外だがアセチレンは対象、と対比で覚える。
問19.この事業所に適用される技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
高圧ガス設備の安全弁又は逃し弁に付帯して設けた止め弁は、高圧ガスの製造をしていない場合には常に閉止しておかなければならない。
ロ
貯槽に液化アンモニアを充塡するときは、液化アンモニアの容量がその貯槽の常用の温度においてその内容積の90パーセントを超えないように充塡するとともに、その90パーセントを超えることを自動的に検知し、かつ、警報するための措置を講じなければならない。
ハ
ガス設備の修理を行うときは、あらかじめ、その修理の作業計画及びその作業の責任者を定め、修理はその作業計画に従うとともに、その作業の責任者の監視の下で行うか、又は、異常があったときに直ちにその旨をその責任者に通報するための措置を講じて行わなければならない。
でぃでぃ正解は(4) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:安全弁又は逃し弁に付帯して設けた止め弁は、安全弁等の修理又は清掃のため特に必要な場合を除き、常に全開にしておかなければならない(一般則の製造の方法に係る技術上の基準)。製造をしていない間も閉止は不可。
ロ.正しい:貯槽への液化ガスの充塡は常用の温度で内容積の90%を超えないように行い、毒性ガスである液化アンモニアの貯槽では、さらに90%を超えることを自動的に検知し警報するための措置を講じなければならない。
ハ.正しい:ガス設備の修理等は、あらかじめ作業計画及び作業の責任者を定め、計画に従い、責任者の監視の下で行うか、異常時に直ちに責任者へ通報するための措置を講じて行わなければならない(一般則の製造の方法に係る技術上の基準)。
安全弁の元弁は常に全開、閉めてよいのは修理・清掃のときだけ。貯槽充塡は90%以下+毒性ガスは検知・警報までが義務。
問20.技術上の基準への適合
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準に適合しているものはどれか。
イ
アセチレンの製造設備のアセチレンが通る部分の外面から、火気(その製造設備内のものを除く。)を取り扱う施設に対し8メートル以上の距離を確保できなかったので、その製造設備から漏えいしたアセチレンがその火気を取り扱う施設に流動することを防止するための措置を講じた。
ロ
液化アンモニアの貯槽の基礎は、不同沈下等によりその貯槽に有害なひずみが生じないようなものとしたので、その貯槽の支柱は、同一の基礎に緊結しなかった。
ハ
圧縮アセチレンガスを容器に充塡する場所に火災等の原因により容器が破裂することを防止するための措置を講じたが、そのアセチレンガスの充塡容器に係る容器置場には、その措置を講じなかった。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:可燃性ガスの製造設備は火気を取り扱う施設に対し8メートル以上の距離を確保するか、漏えいしたガスがその火気施設へ流動することを防止する措置を講じることとされており、流動防止措置を講じたこの事例は基準に適合する。
ロ.誤り:貯槽の支柱(支柱のない貯槽はその底部)は同一の基礎に緊結しなければならない。基礎を不同沈下等により有害なひずみが生じないものとしたことは、この緊結義務の免除理由にならない(一般則の技術上の基準)。
ハ.誤り:圧縮アセチレンガスについては、火災等の原因により容器が破裂することを防止するための措置を、充塡する場所と充塡容器に係る容器置場の双方に講じなければならない。容器置場に講じないのは基準不適合。
火気との8mは流動防止措置で代替できるが、支柱の緊結や容器置場の破裂防止措置は省略が利かない。代替可否の線引きが問われる。
まとめ:令和7年度 法令の傾向
令和7年度の法令は、定義・適用除外・承継(問1〜4)、容器と附属品(問5〜6)、特定高圧ガス消費者(問7)、コンビナート内事業所の基準(問8〜12)、コンビナート外事業所の基準(問13〜20)という構成。「例」の事業所スペックに数値基準を当てはめさせる問題が後半の中心でした。
「気密試験は常用圧力以上・耐圧試験は液体1.5倍」「充てん容器は常に40度以下」「安全弁の元弁は常に全開」のような数値・原則の入れ替えが引っかけの大半。限定表現(〜の場合に限り、〜だけでよい)が出てきたら疑ってかかるのが有効です。
おっさん「〜の場合に限り」とか「〜だけでよい」とか、楽をさせてくれそうな選択肢ほど怪しいんだな。
でぃでぃ法令は安全側に厳しくできているので、緩めてくれる記述はまず疑う。この感覚だけでも正答率はけっこう上がりますよ。
よくある質問
乙種化学と乙種機械で法令の問題は違いますか?
同一問題です。令和7年度も全20問が共通でした(違いが出るのは学識と、保安管理技術のごく一部です)。
法令は何問で合格ですか?
各科目とも満点の60%以上が合格基準です。法令は20問なので12問以上が目安になります。
過去問はどこまで公表されていますか?
高圧ガス保安協会(KHK)が国家試験の問題と択一式の正解答を公表しています。本ページは令和7年度(2025年11月実施)の公表内容にもとづいています。
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