丙種化学(液石)は、LPガス(液化石油ガス=プロパン)を扱う充てん所・スタンド・販売事業所で役立つ、高圧ガス製造保安責任者の国家資格です。移動監視者でLPガスを運んでいる人が、次のステップとして取りやすい区分でもあります。
このページでは、丙種化学(液石)の難易度・合格率・試験科目・取り方(講習ルート)を、初めて受ける人向けにまとめます。
この記事の結論
・LPガス(プロパン)の保安に特化した国家資格。充てん所・スタンド・販売で強い
・試験は年1回(11月)、法令・保安管理技術・学識の3科目とも択一
・全科目受験の合格率はおおむね1〜2割とやや低め
・講習+検定に合格すれば「法令」1科目だけになり、一気に受かりやすくなる
おっさんプロパン運んでるんだが、丙種の液石って俺でも取れるのか?
でぃでぃ受験資格はないので誰でも受けられますよ。講習ルートを使えば十分狙えます。
丙種化学(液石)とは?
丙種化学(液石)は、LPガス(液化石油ガス)に限定して製造・充てん事業所の保安を担える国家資格です。LPガスの充てん所やオートガススタンド、販売事業所などで、保安係員などに選任されるときに必要になります。
扱うガスがLPガスに絞られているぶん、乙種より試験範囲が実務寄りでコンパクト。LPガス業界でまず1枚取るなら定番の区分です。
試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施 | 年1回(筆記は11月中旬) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可) |
| 科目 | 法令20問/保安管理技術20問/学識20問 (すべて択一) |
| 合格基準 | 各科目とも満点の60%程度以上 |
| 申込 | 例年8月下旬〜9月上旬 |
| 合格発表 | 翌年1月上旬ごろ |
難易度・合格率
丙種化学(液石)は3科目すべてに60%の壁があるため、全科目をまとめて受けると合格率は高くありません。年度によって差はありますが、全科目受験の合格率はおおむね1〜2割です。
一方で、後述の講習ルート(科目免除)を使うと合格率は大きく跳ね上がり、9割前後になります。数字だけ見て身構えず、ルート選びで難易度は下げられると考えてください。
令和7年度(2025年11月実施)の実際の数字はこうです。
| 受け方 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 2,063人 | 405人 | 19.6% |
| 講習ルート (保安管理技術・学識免除) | 1,329人 | 1,204人 | 90.6% |
| 合計 | 3,392人 | 1,609人 | 47.4% |
おっさん1〜2割って書いてあってビビったけど、ルート次第なのか。
でぃでぃそうなんです。3科目を独学で全部60%は大変。だから講習で2科目免除にするのが王道ですよ。
本試験の問題に慣れておきたい人は、令和7年度の過去問解説もどうぞ。
▶ 丙種化学(液石)過去問:令和7年度 保安管理技術(全20問)
▶ 丙種化学(液石)過去問:令和7年度 学識(全20問)
取り方は2ルート
丙種化学(液石)の取り方は、大きく分けて次の2つです。
| ルート | 本試験で受ける科目 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 講習ルート (科目免除) | 法令のみ | 働きながら確実に取りたい人 |
| 全科目受験 | 法令・保安管理技術・学識 | 費用を抑えたい人・独学が得意な人 |
KHKの講習(3日間)を受講して修了検定に合格すると、11月の国家試験で「保安管理技術」と「学識」が免除され、「法令」1科目だけになります。移動監視者の講習と同じ感覚で進められるので、社会人にはこちらが人気です。
勉強のポイント
- 法令:高圧ガス保安法と液化石油ガス保安規則が中心。移動監視者で学んだ内容と重なる部分が多い
- 保安管理技術:充てん・貯蔵設備、バルク供給、災害防止など実務ベース
- 学識:LPガスの性質・燃焼・簡単な計算。数字とパターンを固定で覚える
いずれの科目も、過去問で出題パターンをつかむのが最短ルートです。当サイトでは丙種化学(液石)の過去問解説も順次公開していきます。
よくある質問
受験資格はありますか?
ありません。学歴や実務経験を問わず、誰でも受験できます。
移動監視者の知識は役立ちますか?
役立ちます。特に法令はLPガス関連で重なる部分が多く、移動監視者で学んだ内容がそのまま土台になります。
丙種化学(液石)と乙種はどちらがよいですか?
LPガス中心の仕事なら液石が実務直結で近道です。扱うガスを限定せず幅広く保安に関わりたいなら乙種を検討しましょう。
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