このページは「貨物の運行管理者って、合格率どのくらい?難しいの?何時間くらい勉強すればいいの?」という疑問に、データをもとにやさしく答えるページです。これから受験する人が「合格までの現実的なイメージ」をつかめるようにまとめました。
結論から言うと、貨物運行管理者試験は合格率が30%台〜40%前後(最新の令和8年度第1回は41.1%)、勉強時間の目安は50〜100時間。国家資格の中では「対策すれば十分に手が届く」レベルです。ただし分野ごとの足切りがあるので、無対策だと足元をすくわれます。
おっさん運行管理者って、簡単だって言うヤツと難しいって言うヤツがいるよな。結局どっちなんだ?
でぃでぃいい質問ですー!「範囲は狭いけど、油断すると落ちる」のが正直なところ。この記事で合格率・難易度・勉強時間を数字で見ていきましょーか!
貨物運行管理者の合格率|最新41.1%、ここ数回は上昇傾向
まずは気になる合格率から。貨物運行管理者試験の合格率は、令和5〜6年度は30%台前半(3人に1人)でしたが、そこから37.2% → 38.9% → 41.1%と3回続けて上昇。最新の令和8年度第1回(2026年9月発表)は貨物41.1%で、5人に2人が合格しています。
| 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 第1回(2026年9月発表) | 29,323人 | 12,061人 | 41.1% |
| 令和7年度 第2回(2026年4月発表) | 21,577人 | 8,397人 | 38.9% |
| 令和7年度 第1回(2025年9月発表) | 25,318人 | 9,428人 | 37.2% |
| 令和6年度 第1回(2024年9月発表) | 24,993人 | 8,224人 | 32.9% |
| 令和5年度 第2回(2024年4月発表) | 22,493人 | 7,701人 | 34.2% |
| 令和5年度 第1回(2023年9月発表) | 26,293人 | 8,805人 | 33.5% |
受験者数は第1回(8〜9月)が2万5千〜3万人、第2回(2〜3月)が2万人台前半。最新の第1回は29,323人と前年同期から約4,000人増えました。2024年問題で運行管理の担い手が求められていることもあり、受験ニーズは高まっています。
貨物と旅客で難易度に差はある?
合格率で見ると貨物と旅客に大きな差はありません(令和8年度第1回は貨物41.1%・旅客42.7%)。ただし受験者数は貨物29,323人・旅客7,128人と、貨物が約4倍。トラック運送を目指すなら貨物を受ければOKです。
難易度は?|「範囲は狭いが足切りあり」の中程度
運行管理者試験は、法律系の国家資格の中では難易度は中程度〜やさしめとされます。出題範囲が法令中心で絞られており、過去問の繰り返しが効きやすいのが理由です。とはいえ合格率は4割前後。無対策で受かる試験ではありません。「落ちる理由」を先に知っておきましょう。
落ちる人の3つの特徴
①分野の「足切り」で不合格
総得点は届いても、苦手分野で0問だとアウト。
②改善基準告示の数値があやふや
拘束時間・休息・運転時間の数字を覚えきれていない。
③実務(第5分野)の応用問題に対応できない
計算・事例問題で得点を落とす。
おっさん合計点は取れてても、1分野0問だと落ちるのか。それは知らなきゃハマるな…。
でぃでぃそうなんですー。だから「苦手分野を作らない」のが合格の絶対条件。次の合格基準でしっかり確認しておきましょう!
合格基準|「60%+分野ごとの足切り」の2条件
合格には次の2つの条件を両方満たす必要があります。片方だけではダメ、というのが大事なポイントです。
合格の2条件(貨物):
①総得点が60%(30問中18問)以上
②出題分野(1)〜(4)で各1問以上、(5)実務で2問以上の正答
出題分野と出題数(貨物・全30問)
| 出題分野 | 出題数 |
|---|---|
| (1) 貨物自動車運送事業法 | 8問 |
| (2) 道路運送車両法 | 4問 |
| (3) 道路交通法 | 5問 |
| (4) 労働基準法(改善基準告示を含む) | 6問 |
| (5) その他運行管理者の実務 | 7問 |
| 合計 | 30問 |
配点で見ると(1)事業法(8問)と(5)実務(7問)のボリュームが大きめ。ここを固めると合格が一気に近づきます。一方で(4)労基法(改善基準告示)は数値暗記で差がつく分野です。
勉強時間の目安|50〜100時間・1〜2か月が現実的
合格に必要な勉強時間は、個人差はありますがおおむね50〜100時間が目安です。1日1〜2時間なら1〜2か月で仕上がる計算。実務経験のあるドライバーなら(5)実務がイメージしやすく、短めで済むこともあります。
| タイプ | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 実務経験あり (現役ドライバー等) | 約50時間〜 |
| 未経験・初学者 | 約80〜100時間 |
| 1日の学習ペース | 1〜2時間 × 1〜2か月 |
おっさん1〜2か月か。仕事しながらだと、まとまった時間を取るのがキツいんだよなぁ。
でぃでぃそんな人こそスキマ時間の活用ですー!移動や待機中にスマホで過去問を回すだけでも、1日30分×2か月で30時間になりますよ。
合格への勉強法|「過去問9割」を目指す3ステップ
運行管理者試験は過去問の焼き直しが多いのが特徴。だからこそ王道は「過去問の反復」です。次の3ステップで進めましょう。
STEP1|テキストを1周(1〜2週間)
細部は気にせず、全体像と用語をざっくり把握。
STEP2|過去問を繰り返す(3〜4週間)
過去5回分を、正答率9割になるまで反復。
STEP3|数値と苦手分野を総仕上げ(1週間)
改善基準告示の数字と、足切り対策で全分野をチェック。
ポイントは「最新の教材を使う」こと。改善基準告示は2024年4月に改正されたばかりなので、古いテキストの数値で覚えると失点します。数値は繰り返し解いて体に入れましょう。
試験の基本情報|日程・受験料・受験資格
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験方式 | CBT(会場のパソコンで受験) |
| 実施回数 | 年2回(おおむね8月・3月、各約1か月) |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題数 | 30問(選択式) |
| 合格基準 | 60%(18問)以上+分野別の最低正答 |
| 受験手数料 | 6,000円+システム利用料660円 |
| 受験資格 | 実務1年以上 または 基礎講習修了 |
よくある質問
Q. 運行管理者は独学でも受かる?
受かります。出題が法令中心で過去問演習が効きやすいため、市販テキスト+過去問での独学合格者は多数。とくにドライバー経験者は(5)実務に強く、独学と相性が良い試験です。
Q. 何回も受けられる?
受けられます。年2回実施なので、今回ダメでも約半年後に再挑戦できます。例年、第2回は12月上旬〜1月中旬に申請受付・4月初旬に結果発表です。令和4年度以降に受験した人は「再受験申請」で手続きが簡略化されます(ただし同じ回で貨物・旅客の併願は不可)。
Q. 合格したらすぐ運行管理者になれる?
合格後、結果発表日から3か月以内に運輸支局等へ「運行管理者資格者証」の交付申請が必要です。期限を過ぎると合格が無効になるので注意してください。
Q. 一番差がつく分野はどこ?
(4)労働基準法(改善基準告示)と(5)実務です。前者は数値暗記、後者は計算・事例問題。ここを固めると合格が安定します。
Q. 難易度は他の資格と比べてどう?
物流系の国家資格の中では取り組みやすい部類です。高圧ガス移動監視者・衛生管理者との比較は3大国家資格の難易度・勉強時間 徹底比較でまとめています。
まとめ|合格率3割でも「対策すれば受かる」試験
①合格率は30%台〜40%前後、最新の令和8年度第1回は41.1%(3回連続で上昇)
②難易度は中程度だが分野ごとの足切りに注意
③合格基準は60%(18問)+各分野の最低正答の2条件
④勉強時間は50〜100時間・1〜2か月が目安
⑤王道は過去問の反復(正答率9割)+改善基準告示の数値
合格率4割前後と聞くと身構えますが、範囲は絞られていてやることは明確。過去問を回し、苦手分野を作らなければ、忙しい現役ドライバーでも十分に合格を狙えます。
でぃでぃまずは過去問で出題傾向をつかむところから!各分野の詳しい対策は本編ページで紹介していますよー。

