乙種機械・乙種化学は、扱うガスの種類を限定せずに製造・充てん事業所の保安を担える、高圧ガス製造保安責任者の国家資格です。丙種化学(液石)がLPガス専門なのに対し、乙種は幅広いガスに対応できるぶん、現場での評価も高めです。
このページでは、乙種機械と乙種化学の違い・どちらを選ぶか・難易度・勉強法を、初めて調べる人向けにまとめます。
この記事の結論
・乙種はガスの種類を問わず保安に関われる(規模に上限あり)
・機械=設備・力学寄り、化学=反応・物性寄り。仕事内容で選ぶ
・試験は年1回(11月)、法令・保安管理技術・学識の3科目とも択一
・全科目受験の合格率はおおむね2〜3割。講習+検定なら「法令」1科目だけ
おっさん乙種って機械と化学があるだろ?どっち取りゃいいんだ?
でぃでぃ資格として扱える範囲はほぼ同じなんですよ。仕事の中身で選ぶのがコツです。順番に見ましょーか。
乙種機械・乙種化学とは?
乙種(機械・化学)は、高圧ガスの種類を限定せず、製造・充てん事業所で保安統括者・保安技術管理者・保安係員などに選任される国家資格です。ただし扱える事業所の規模には上限があり、より大規模なプラントは甲種の領域になります。
丙種化学(液石)がLPガス専門なのに対し、乙種は多様なガスを扱う充てん・製造現場で汎用的に効くのが強みです。
機械と化学、どっちを選ぶ?
資格として扱えるガスや事業所の範囲は、機械も化学もほぼ同じです。違いは「学識」科目で問われる方向性にあります。仕事の中身に近いほうを選ぶと勉強もラクです。
| 区分 | 学識の方向性 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 乙種機械 | 設備・材料・力学 (機械工学寄り) | 設備・保全・機械系の実務 |
| 乙種化学 | 反応・物性・化学計算 (化学寄り) | 化学・製造プロセス系の実務 |
おっさんじゃあ機械いじりが好きなら機械、化学が得意なら化学って感じか。
でぃでぃざっくりそれでOKです。受験者数は機械のほうが多めですね。
試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施 | 年1回(筆記は11月中旬) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可) |
| 科目 | 法令20問/保安管理技術15問/学識15問 (すべて択一) |
| 合格基準 | 各科目とも満点の60%程度以上 |
| 申込 | 例年8月下旬〜9月上旬 |
| 合格発表 | 翌年1月上旬ごろ |
難易度・合格率
乙種の全科目受験の合格率は、年度によって差はありますがおおむね3割前後です。丙種化学(液石)と同じく3科目すべてで60%の壁があるため、独学で全科目そろえるのは相応の勉強量が必要です。
ここでも講習+検定で「保安管理技術」「学識」を免除し、本試験は「法令」1科目に絞るルートが定番。学識の負担が大きい乙種ほど、講習ルートの効果は大きくなります。
令和7年度(2025年11月実施)の実際の数字です。
| 受け方 | 乙種化学 | 乙種機械 |
|---|---|---|
| 全科目受験 | 34.6% 1,661人中574人 | 30.4% 3,471人中1,054人 |
| 講習ルート (保安管理技術・学識免除) | 84.8% 785人中666人 | 87.7% 1,481人中1,299人 |
| 合計 | 51.1% 2,486人中1,270人 | 47.8% 5,001人中2,389人 |
受験者数は乙種機械が乙種化学の約2倍。全科目受験だと3人に1人くらいしか受からない一方、講習ルートなら9割近くが合格しています。
勉強のポイント
- 法令:高圧ガス保安法と一般高圧ガス保安規則が中心。移動監視者・丙種と共通点が多い
- 保安管理技術:各種ガスの製造・貯蔵・充てん設備と災害防止
- 学識:機械=材料・強度・熱、化学=反応・物性・計算。区分ごとに配点の色が出る
乙種は範囲が広いぶん、過去問の反復で頻出テーマを固定化するのが合格への近道です。当サイトでは乙種機械・乙種化学の過去問解説も順次公開していきます。
よくある質問
乙種機械と乙種化学で扱えるガスは違いますか?
資格として扱えるガスの種類や事業所の範囲は、機械も化学もほぼ同じです。主な違いは学識科目の出題の方向性です。
丙種化学(液石)を持っていると有利ですか?
法令やLPガス関連の知識が土台になるため、乙種の勉強がスムーズになります。ステップアップとして丙種→乙種の順で取る人もいます。
未経験でも受かりますか?
受験資格はないので未経験でも受験できます。講習ルートで科目を絞り、過去問で頻出パターンを固めれば十分合格を狙えます。
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