【最新版】第一種 衛生管理者-過去問:令和8年4月公表問題の解答と解説

2025年(令和7年)7月-12月に実施され、2026年(令和8年)4月に公表された第一種 衛生管理者試験の問題と解答です。

令和最新版の第一種 衛生管理者の過去問です。

でぃでぃ

ここは第一種 衛生管理者の令和7年7月-12月分の過去問を解いてみるページです。

おっさん

よっしゃ、今回もやるか。…そういや先週、福岡行く途中の高速PAで「明太フランス」ってパン買ったんだけどよ、これがうまくてなぁ。焼きたてでカリッカリで明太子たっぷりで、もう止まらんかったわ。

でぃでぃ

わかります!最近のSA・PAのベーカリーってレベル上がってますよねー。焼きたてクロワッサンとか、ご当地メロンパンとか…もはや目的地レベルです。

おっさん

ほんとそれ。サービスエリアが一番テンション上がる瞬間になってきたな。運転の疲れが一発で吹っ飛ぶわ。

でぃでぃ

パンの話は尽きませんが…今回も過去問いきましょう!解説はいつも通りおっさんにお願いしますです。

今回も解説は編集部員のおっさんに振ります。

おっさん

おう、任せとけ。もう何回目か分からんが、慣れたもんだ。

でぃでぃ

解説中に学習ページ(本編)へのリンクを貼る事がありますんで、必要に応じて見に行ってくださいです。

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INDEX

第一種 衛生管理者 過去問 令和8年4月公表分 概要

2025年(令和7年)7月-12月に実施された試験の概要です。

第一種
衛生管理者試験
情報
検定実施令和7年7月-12月
(2025年下期)
制限時間3時間
問題数44問
回答方式マークシート
合格基準全体の正答率60%
かつ
各科目40%以上正解
合格発表受験日の約3週間後
合格率
※参考値※
令和4年(2022年)
45.8%
試験の概要
出題科目配点
①-⑩関係法令
(有害業務)
10問×8点
(80点)
⑪-⑳労働衛生
(有害業務)
10問×8点
(80点)
㉑-㉗関係法令
(一般共通)
7問×10点
(70点)
㉘-㉞労働衛生
(一般共通)
7問×10点
(70点)
㉟-㊹労働生理10問×10点
(100点)
*合計400点
第一種 衛生管理者の試験
おっさん

合格率はまだ令和4年のままだな。協会さんの更新待ちだ。

でぃでぃ

では今回も始めましょう!

令和8年4月公表分 関係法令-有害業務

第一種 衛生管理者 令和8年4月公表問題 関係法令-有害
おっさん

問1-問10の関係法令(有害)だ。衛生管理体制から始まるぞ。専任要件の数字と、免許・技能講習の区別を押さえとけよ。

問1.衛生管理体制

■問題文
常時400人の労働者を使用する製造業の事業場における衛生管理体制に関する(1)~(5)の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。ただし、400人中には、屋内作業場において次の業務に常時従事する者が含まれているが、その他の有害業務はないものとし、衛生管理者及び産業医の選任の特例はないものとする。深夜業を含む業務200人、多量の高熱物体を取り扱う業務50人、塩素を試験研究のため取り扱う作業を行う業務30人。

■選択肢
(1)総括安全衛生管理者を選任しなければならない。

(2)衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない。

(3)衛生管理者は、全て第一種衛生管理者免許を有する者のうちから選任することができる。

(4)産業医は、この事業場に専属でない者を選任することができる。

(5)特定化学物質作業主任者を選任しなくてよい。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)製造業400人 → 総括安全衛生管理者の選任義務あり ○
(2)専任の衛生管理者は1,000人以上、又は500人以上で有害業務30人以上が要件。400人では不要
(3)第一種衛生管理者免許で選任可能 ○
(4)1,000人未満なら非専属でOK ○
(5)塩素は特定化学物質 → 作業主任者不要(試験研究用) ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

専任要件は「1,000人以上」か「500人以上+有害30人以上」だ。400人じゃどっちにも当てはまらないから、専任は不要ってことだな。

おっさん

衛生管理体制は人数の要件がめちゃくちゃ出るから、表で整理しとくといいんだよな。

問2.規格を具備すべき機械等

■問題文
厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならない機械等に該当するものは、次のうちどれか。

■選択肢
(1)防振手袋

(2)硫化水素用防毒マスク

(3)防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具

(4)検知管方式による一酸化炭素検定器

(5)放射線測定器

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)防振手袋 → 規格の対象外
(2)防毒マスク → 「型式検定」の対象であり「規格」ではない
(3)防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具 → 規格を具備すべき機械等に該当
(4)検知管方式の検定器 → 対象外
(5)放射線測定器 → 対象外

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

防毒マスクが「型式検定」で「規格」じゃないってのがひっかけポイントだろうが。電動ファン付き呼吸用保護具が規格の対象だ。紛らわしいよな。

問3.定期自主検査の実施頻度

■問題文
次の設備のうち、法令に基づく定期自主検査の実施頻度が1年以内ごとに1回とされていないものはどれか。

■選択肢
(1)屋内の、砂型を用いて鋳物を製造する工程において、型ばらし装置を用いて砂型を壊す箇所に設置した局所排気装置に設けた除じん装置

(2)トルエンを用いて洗浄を行う屋内の作業場所に設置したプッシュプル型換気装置

(3)塩化水素を取り扱う特定化学設備

(4)弗化水素を含有する気体を排出する製造設備の排気筒に設置した排ガス処理装置

(5)鉛化合物を製造する工程において鉛等の溶融を行う屋内の作業場所に設置した局所排気装置

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)(2)(4)(5)いずれも1年以内ごとに1回の定期自主検査
(3)特定化学設備は2年以内ごとに1回

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

特定化学設備だけ「2年」ってのがミソだな。他は全部1年。これだけ覚えりゃいいんだ。

問4.特定化学物質の第一類物質

■問題文
特定化学物質の第一類物質に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。ただし、特定化学物質障害予防規則に定める適用除外はないものとする。

■選択肢
(1)第一類物質は、「クロム酸及びその塩」を始めとする7種の発がん性の認められた化学物質並びにそれらを一定量以上含有する混合物である。

(2)第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、当該物質を製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければならない。

(3)第一類物質を容器に入れ、容器から取り出し、又は反応槽等へ投入する作業を行うときは、発散源を密閉する設備、外付け式フードの局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設けなければならない。

(4)第一類物質を取り扱う屋内作業場についての作業環境測定結果及びその評価の記録を保存すべき期間は、3年である。

(5)第一類物質を取り扱う業務に常時従事する労働者に係る特定化学物質健康診断個人票を保存すべき期間は、全ての第一類物質について30年である。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)第一類物質は8種(7種ではない)
(2)製造許可は厚生労働大臣、物質ごと・プラントごとに許可 → 正しい
(3)囲い式フードが原則(外付け式ではない)
(4)記録保存は30年
(5)物質により保存期間が異なる

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

第一類物質は製造そのものが許可制なんだよな。厚労大臣の許可が必要ってのを押さえとけ。

でぃでぃ

(1)の「7種」は引っかけで、正しくは8種ですね。ジクロルベンジジンとその塩を別々にカウントするかどうかで混乱しやすいです。

問5.有機溶剤等を使用する洗浄作業

■問題文
屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。ただし、有機溶剤中毒予防規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。

■選択肢
(1)作業場所に設けた局所排気装置について、下方吸引型外付け式フードの場合は0.5m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。

(2)有機溶剤等の区分の色分けによる表示を黄色で行う。

(3)作業場における空気中の有機溶剤の濃度を、6か月以内ごとに1回、定期に測定する。

(4)作業に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、特別の項目について医師による健康診断を行い、その結果に基づき作成した有機溶剤等健康診断個人票を3年間保存する。

(5)労働者が有機溶剤を多量に吸入したときは、速やかに、当該労働者に医師による診察又は処置を受けさせる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(3)・(5)記述の通り
(4)有機溶剤等健康診断個人票は5年間保存(3年間ではない)

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

3年と5年の区別が出るんだよな。健康診断の個人票は基本5年。衛生委員会の議事録が3年だ。

問6.特別の教育が必要な業務

■問題文
次の業務に労働者を常時就かせるとき、法令に基づく安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならないものはどれか。

■選択肢
(1)屋内の、セメントを袋詰めする場所における業務

(2)特定化学物質を用いて行う分析の業務

(3)水深10m以上の場所における潜水業務

(4)強烈な騒音を発する場所における業務

(5)人力により重量物を取り扱う業務

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)セメント袋詰め → 粉じん作業 → 特別教育が必要
(2)特定化学物質の分析 → 作業主任者の選任が必要だが特別教育は不要
(3)水深10m以上の潜水 → 免許(潜水士)が必要
(4)強烈な騒音 → 特別教育の対象外
(5)人力で重量物取扱い → 特別教育の対象外

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

セメント袋詰め=粉じん作業で特別教育だな。「免許・技能講習・特別教育」の3段階を整理しとけよ。

問7.免許で取得できる資格

■問題文
労働安全衛生法に基づく免許を受けることによって取得できる資格に該当しないものは、次のうちどれか。

■選択肢
(1)潜水士

(2)鉛作業主任者

(3)高圧室内作業主任者

(4)エックス線作業主任者

(5)ガンマ線透過写真撮影作業主任者

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)潜水士 → 免許
(2)鉛作業主任者 → 技能講習(免許ではない)
(3)高圧室内作業主任者 → 免許
(4)エックス線作業主任者 → 免許
(5)ガンマ線透過写真撮影作業主任者 → 免許

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

鉛だけ「技能講習」なんだよな。他の作業主任者は免許ばっかりだからうっかり間違えやすい。

でぃでぃ

免許と技能講習の区別は本編でもまとめてますんで、確認してみてくださいです。

問8.容器への表示義務

■問題文
労働安全衛生法令上、名称等の表示が義務付けられている危険物及び有害物について、その危険物又は有害物を容器に入れ、又は包装して、譲渡し、又は提供する者が、その容器又は包装に表示しなければならない事項として、定められていないものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)安定性及び反応性

(2)人体に及ぼす作用

(3)表示をする者の氏名(法人にあっては、その名称)、住所及び電話番号

(4)注意喚起語

(5)適用される法令

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)安定性及び反応性 → 容器の表示事項 ○
(2)人体に及ぼす作用 → 表示事項 ○
(3)表示者の氏名等 → 表示事項 ○
(4)注意喚起語 → 表示事項 ○
(5)「適用される法令」はSDSの記載事項であり容器表示ではない

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

ラベル表示とSDSの違いを聞いてくる問題だな。「適用される法令」はSDSだけだ。

問9.作業環境測定の項目

■問題文
有害業務を行う作業場とその作業場において定期に測定することが義務付けられている項目の組合せとして、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)溶融ガラスからガラス製品を成型する業務を行う屋内作業場 ……… 空気中の粉じんの濃度

(2)加硫がまによりゴムを加硫する業務を行う屋内作業場 ……… 気温及び湿度

(3)ドラムバーカーにより、木材を削皮する業務を行う屋内作業場 ……… 等価騒音レベル

(4)エックス線装置を用いて透過写真撮影の業務を行う作業場の管理区域 ……… 線量当量率又は線量当量

(5)廃棄物の焼却施設において焼却灰を取り扱う業務(設備の解体等に伴うものを除く。)を行う作業場 ……… 空気中のダイオキシン類の濃度

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)溶融ガラス → 暑熱作業場。測定すべきは気温・湿度・ふく射熱(粉じん濃度ではない)
(2)ゴム加硫 → 気温及び湿度 ○
(3)ドラムバーカー → 等価騒音レベル ○
(4)エックス線 → 線量当量率又は線量当量 ○
(5)焼却灰 → ダイオキシン類の濃度 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

溶融ガラスは「暑い場所」であって粉じんじゃないんだよな。イメージだけで判断すると引っかかる。

でぃでぃ

作業環境測定の組合せは本編の表にまとめてますので見てみてくださいです。

問10.時間外労働の制限

■問題文
労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出る場合においても、労働時間の延長が1日2時間を超えてはならない業務は、次のうちどれか。

■選択肢
(1)著しく湿潤な場所における業務

(2)著しく寒冷な場所における業務

(3)情報機器を用いる計器監視作業の業務

(4)病原体によって汚染されたものを取り扱う業務

(5)ヘリウム、アルゴン等の不活性の気体を入れたことのあるタンクの内部における業務

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)著しく湿潤 → 制限の対象外
(2)著しく寒冷 → 1日2時間制限の対象
(3)情報機器の計器監視 → 対象外
(4)病原体によって汚染されたもの → 対象外
(5)不活性気体のタンク内部 → 対象外

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

「著しく暑熱」と「著しく寒冷」は制限対象だけど、「湿潤」は入ってねーんだよな。ここ間違えやすいぞ。

働きやすい職場で働く。ドライバーズワーク。

令和8年4月公表分 労働衛生-有害業務

第一種 衛生管理者 令和8年4月公表問題 労働衛生-有害
おっさん

問11-問20は労働衛生(有害)だ。蒸気とガスの区別、金属中毒の症状の入れ替え…知識問題がズラッと並ぶぞ。

問11.化学物質の状態

■問題文
次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。

■選択肢
(1)アクリロニトリル

(2)アンモニア

(3)エチレンオキシド

(4)二酸化硫黄

(5)ホルムアルデヒド

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)アクリロニトリル → 常温で液体 → 蒸気として存在
(2)アンモニア → 常温で気体 → ガス
(3)エチレンオキシド → 常温で気体 → ガス
(4)二酸化硫黄 → 常温で気体 → ガス
(5)ホルムアルデヒド → 常温で気体 → ガス

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

アクリロニトリルは液体だから「蒸気」だ。常温で気体なら「ガス」、液体や固体から揮発したものが「蒸気」。この区別は頻出だぞ。

問12.リスク低減措置の優先度

■問題文
化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、法令に定められた措置以外の措置を検討する場合、優先度の最も高いものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)作業手順の改善

(2)化学物質等に係る機械設備等の密閉化

(3)危険性又は有害性のより低い物質への代替

(4)化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用

(5)化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)作業手順の改善 → 管理的対策
(2)密閉化 → 工学的対策
(3)より低い物質への代替 → 最優先
(4)保護具の使用 → 最後の手段
(5)局所排気装置 → 工学的対策

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

リスク低減の優先順位は「代替 → 工学的対策 → 管理的対策 → 保護具」だ。まず危ないもの自体を無くすのが一番ってことだな。

問13.有機溶剤の性質と健康障害

■問題文
有機溶剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)有機溶剤は、一般に揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。

(2)有機溶剤は、脂溶性が低いため、脂肪の多い脳などには入りにくい。

(3)メタノールによる障害として顕著なものには、網膜の微細動脈瘤を伴う脳血管障害がある。

(4)二硫化炭素は、精神障害や意識障害を起こすことがある。

(5)N,N-ジメチルホルムアミドによる障害として顕著なものには、視力低下を伴う視神経障害がある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)有機溶剤の蒸気は空気より重い(軽いではない)
(2)有機溶剤は脂溶性が高いため脳に入りやすい(低いではない)
(3)メタノール → 視神経障害(失明)であり脳血管障害ではない
(4)二硫化炭素 → 精神障害や意識障害を起こす → 正しい
(5)N,N-ジメチルホルムアミド → 肝障害が主(視神経障害ではない)

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

二硫化炭素は中枢神経をやられるんだよな。メタノールは目、DMFは肝臓。有機溶剤と障害の対応は鉄板の出題だ。

問14.騒音障害防止対策

■問題文
厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」に基づく騒音障害防止対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

■選択肢
(1)衛生管理者、安全衛生推進者等から騒音障害防止対策の管理者を選任し、ガイドラインで定める事項に取り組ませる必要がある。

(2)騒音対策としては、騒音発生源対策、伝ぱ経路対策、受音者対策(聴覚保護具の使用、作業時間の制限)があるが、このうち聴覚保護具の使用が最優先の対策である。

(3)屋内作業場では、原則として作業環境測定(定点測定)により等価騒音レベルの測定を行うが、騒音源が移動する場合には、個人ばく露測定により測定することができる。

(4)雇い入れの際の騒音健康診断では、250Hz、500Hz、1,000Hz、2,000Hz、4,000Hz、6,000Hz及び8,000Hzにおける聴力の検査を行う。

(5)騒音健康診断結果に基づく事後措置を講じる際には、加齢性難聴の影響を考慮する必要がある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)騒音障害防止対策の管理者選任 ○
(2)聴覚保護具は最優先ではない。発生源対策 → 伝ぱ経路対策 → 受音者対策の順
(3)個人ばく露測定の説明 ○
(4)雇い入れ時の聴力検査周波数 ○
(5)加齢性難聴の考慮 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

騒音対策は「まず発生源を何とかしろ」が大原則だ。保護具は最後の手段であって最優先じゃない。優先順位は頻出だぞ。

問15.有害光線等による障害

■問題文
有害光線などによる障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、ガラス加工作業などでばく露のおそれがあり、白内障を起こすことがある。

(2)紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、アーク溶接作業などでばく露のおそれがあり、電光性眼炎を起こすことがある。

(3)レーザー光線は、誘導放出による光の増幅によって人工的に作られた電磁波で、レーザー機器による金属加工作業などでばく露のおそれがあり、網膜の損傷を起こすことがある。

(4)マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、熱接着加工作業などでばく露のおそれがあり、組織壊死を起こすことがある。

(5)アルファ線は、セシウム137などの原子核から放出される電磁波で、物体への透過力が強く、非破壊検査作業などでばく露のおそれがあり、角膜の損傷を起こすことがある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)赤外線 → 白内障 ○
(2)紫外線 → 電光性眼炎 ○
(3)レーザー光線 → 網膜損傷 ○
(4)マイクロ波 → 組織壊死 ○
(5)アルファ線は粒子線(ヘリウム原子核)であり電磁波ではない。透過力は弱い。セシウム137から出るのはガンマ線

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

アルファ線は紙1枚で遮れるほど透過力が弱い粒子線だ。「電磁波で透過力が強い」ってのはガンマ線の説明だな。全部入れ替わってるぞ。

問16.労働衛生保護具

■問題文
労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)直結式防毒マスクは、隔離式防毒マスクよりも有害ガスの濃度が高い大気中で使用することができる。

(2)ガス又は蒸気状の有害物質が粉じんと混在している作業環境中で防毒マスクを使用するときは、防じん機能を有する防毒マスクを選択する。

(3)酸素濃度18%未満の場所で使用できる呼吸用保護具には、送気マスク、空気呼吸器のほか、酸素呼吸器がある。

(4)聴覚保護具は、日本産業規格(JIS)に規定する試験方法により測定された遮音値を目安に、必要かつ十分な遮音値のものを選定する。

(5)保護めがねは、研磨、化学薬品取扱いなどの作業で、飛散する粒子、薬品の飛沫などによる眼の障害を防止するために使用する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)隔離式の方が高濃度環境で使用可能(直結式の方が高濃度は誤り)
(2)ガス+粉じん混在 → 防じん機能付き防毒マスク ○
(3)酸素18%未満 → 送気マスク・空気呼吸器・酸素呼吸器 ○
(4)JIS規格の遮音値で選定 ○
(5)保護めがねの用途 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

隔離式は吸収缶が大きくて離れた所にあるから高濃度でもOK。直結式は顔に直接付けるから低濃度向けだ。逆にしてくる引っかけだな。

問17.金属による健康障害

■問題文
金属などによる健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)カドミウム中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害や手指の震えなどの症状がみられる。

(2)クロム中毒では、貧血、腹部の疝痛などの症状がみられる。

(3)ベリリウム中毒では、溶血性貧血、尿の赤色化などの症状がみられる。

(4)マンガン中毒では、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫などがみられる。

(5)金属水銀の標的臓器は脳で、その中毒では、手指の震え、精神障害などがみられる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)カドミウム中毒 → 上気道炎・肺炎・腎機能障害(精神障害・手指の震えは水銀の症状)
(2)クロム中毒 → 鼻中隔穿孔・肺がん(貧血・腹部疝痛は鉛の症状)
(3)ベリリウム中毒 → 肺肉芽腫(溶血性貧血は鉛の症状)
(4)マンガン中毒 → パーキンソン様症状(指の骨溶解は塩化ビニルの症状)
(5)金属水銀 → 標的臓器は脳、手指の震え・精神障害 → 正しい

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

金属中毒は症状の入れ替え問題が定番だな。水銀=脳・手指の震え、鉛=貧血・腹部疝痛、カドミウム=腎臓。対応表で覚えろ。

問18.局所排気装置

■問題文
局所排気装置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類される。

(2)外付け式フードは、有害物質の発散源の近くで有害物質を吸い込み気流によりフードまで吸引するものであり、囲い式フードと比較して吸い込み時の圧力損失が小さく、少ない排風量とすることができる。

(3)フード開口部の周囲にフランジを付けることにより、フランジがないときと比較して、少ない排風量とすることができる。

(4)ダクトの形状には円形、角形などがあるが、その断面積を小さくすると、ダクトの圧力損失が増大する。

(5)排風機には、遠心式と軸流式があるが、いずれの方式の排風機も、一般に、空気清浄装置の後の清浄空気が通る位置に設置する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)建築ブース型フード → 囲い式フード ○
(2)外付け式フードは囲い式より多くの排風量が必要(少ない排風量は誤り)
(3)フランジ付き → 少ない排風量で済む ○
(4)ダクト断面積小 → 圧力損失増大 ○
(5)排風機は空気清浄装置の後に設置 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

外付け式は発散源から離れてるから、より多くの排風量が要るんだよな。囲い式の方が効率がいい。逆にしてくるのが引っかけだ。

問19.特殊健康診断

■問題文
特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の業務による影響を調べるための基礎資料を得るという目的がある。

(2)特殊健康診断の実施に当たっては、現在の作業内容及び有害要因へのばく露状況を把握する必要がある。

(3)体内に取り込まれた多くの有機溶剤は、生物学的半減期が短いので、有機溶剤等健康診断における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要がある。

(4)眼底検査は、電離放射線健康診断で実施され、動脈硬化の進展の有無を検査する。

(5)振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)配置替えの際の目的 ○
(2)ばく露状況の把握 ○
(3)有機溶剤の生物学的半減期が短い → 採尿時刻の管理 ○
(4)眼底検査は高気圧業務健康診断の項目(電離放射線健康診断ではない)
(5)振動工具取扱い → 冬季に実施 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

電離放射線の眼の検査は「白内障(水晶体の混濁)」だ。眼底検査は動脈硬化を見るもので、高気圧業務健康診断のほうだな。

問20.生物学的モニタリング

■問題文
有害化学物質とその生物学的モニタリングの指標として用いられる尿中の代謝物等との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)鉛 ……… デルタアミノレブリン酸

(2)スチレン ……… 馬尿酸

(3)キシレン ……… メチル馬尿酸

(4)ノルマルヘキサン ……… 2,5-ヘキサンジオン

(5)トリクロロエチレン ……… トリクロロ酢酸

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)鉛 → デルタアミノレブリン酸 ○
(2)スチレン → マンデル酸・フェニルグリオキシル酸(馬尿酸はトルエンの指標)
(3)キシレン → メチル馬尿酸 ○
(4)ノルマルヘキサン → 2,5-ヘキサンジオン ○
(5)トリクロロエチレン → トリクロロ酢酸 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

馬尿酸はトルエンの指標だ。スチレンはマンデル酸。入れ替え問題の定番だから、対応表を丸暗記しとけよ。

令和8年4月公表分 関係法令-一般共通

おっさん

問21-問27は関係法令(一般共通)だ。産業医の選任要件や面接指導、36協定の数字が出てくるぞ。

問21.産業医

■問題文
産業医に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。ただし、産業医の選任の特例はないものとする。

■選択肢
(1)産業医の選任は、選任すべき事由が発生した日から14日以内に行わなければならない。

(2)常時使用する労働者数が2,000人を超える事業場では、産業医を2人以上選任しなければならない。

(3)産業医が、事業者から、毎月1回以上、所定の情報の提供を受けている場合であって、事業者の同意を得ているときは、産業医の作業場等の巡視の頻度を、毎月1回以上から2か月に1回以上にすることができる。

(4)事業者は、産業医から労働者の健康管理等について勧告を受けたときは、当該勧告の内容及び当該勧告を踏まえて講じた措置の内容(措置を講じない場合にあっては、その旨及びその理由)を記録し、これを3年間保存しなければならない。

(5)事業者は、産業医が辞任したとき又は産業医を解任したときは、遅滞なく、その旨及びその理由を衛生委員会又は安全衛生委員会に報告しなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)選任は14日以内 ○
(2)産業医2人以上は3,000人超(2,000人ではない)
(3)巡視頻度の緩和要件 ○
(4)勧告の記録・3年間保存 ○
(5)辞任・解任の報告義務 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

産業医を2人以上選任するのは「3,000人超」だ。2,000人と3,000人の引っかけは定番だから数字をしっかり覚えとけ。

問22.労働衛生コンサルタント

■問題文
労働衛生コンサルタントに関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)労働衛生コンサルタント試験には、保健衛生及び労働衛生工学の2つの区分がある。

(2)労働衛生コンサルタント試験に合格した者は、厚生労働大臣の指定する指定登録機関に備える労働衛生コンサルタント名簿に、氏名、生年月日等所定の事項の登録を受けることにより、労働衛生コンサルタントとなることができる。

(3)労働衛生コンサルタントは、他人の求めに応じ報酬を得て、労働者の衛生の水準の向上を図るため、事業場の衛生についての診断及びこれに基づく指導を行うことを業とする。

(4)労働衛生コンサルタントが、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用したときは、その登録を取り消されることがある。

(5)労働衛生コンサルタントの診断及び指導を受けた事業者は、その記録を作成して、これを3年間保存しなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)試験区分は保健衛生と労働衛生工学の2つ ○
(2)指定登録機関の名簿に登録 ○
(3)報酬を得て衛生の診断・指導を行う ○
(4)秘密漏洩で登録取消し ○
(5)診断・指導の記録を3年間保存する義務は法令上ない

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

コンサルタントの診断・指導は任意で受けるものだから、記録の保存義務なんて法律には書いてないんだよな。ありそうでない規定だ。

問23.定期健康診断の省略可能項目

■問題文
労働安全衛生規則に基づく次の定期健康診断項目のうち、厚生労働大臣が定める基準に基づき、医師が必要でないと認めるときは、省略することができる項目に該当しないものはどれか。

■選択肢
(1)業務歴の調査

(2)腹囲の検査

(3)胸部エックス線検査

(4)貧血検査

(5)心電図検査

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)業務歴の調査は省略不可の必須項目
(2)腹囲 → 医師の判断で省略可
(3)胸部エックス線 → 医師の判断で省略可
(4)貧血検査 → 医師の判断で省略可
(5)心電図検査 → 医師の判断で省略可

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

業務歴の調査は絶対に省略できない項目だ。問診系は省略不可が基本。検査系は医師の判断で省略できるものがある。

問24.面接指導

■問題文
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、労働者の中に、新たな技術、商品又は役務の研究開発に係る業務に従事する者、高度プロフェッショナル制度の対象者及び医師はいないものとする。

■選択肢
(1)休憩時間を除き1週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が1か月当たり100時間を超えた労働者に対し、本人の申出の有無にかかわらず医師による面接指導を行わなければならない。

(2)事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、労働者の労働時間の状況を把握しなければばならない。

(3)面接指導の対象となる労働者は、事業者の指定した医師が行う面接指導を受けることを希望しない場合は、他の医師の行う面接指導を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出することができる。

(4)事業者は、面接指導の結果に基づき、労働者の健康を保持するために必要な措置について、原則として、面接指導が行われた後、遅滞なく、医師の意見を聴かなければならない。

(5)事業者は、面接指導の結果に基づき、当該面接指導の結果の記録を作成して、これを5年間保存しなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)一般労働者は申出が必要。100時間超で申出不要なのは研究開発業務従事者等(本問では除外されている)
(2)労働時間の状況の把握 ○
(3)他の医師の面接指導も可 ○
(4)遅滞なく医師の意見を聴く ○
(5)結果の記録を5年間保存 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

「申出の有無にかかわらず」って書いてあるけど、一般労働者は申出が必要なんだよな。研究開発業務とかの特例を除外してるのがミソだ。ちゃんと問題文の「ただし書き」を読めよ。

問25.事業場の建築物・施設

■問題文
事業場の建築物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反しているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)有害業務を行っていない事業場において、窓その他の開口部の直接外気に向かって開放することができる部分の面積が、常時床面積の20分の1以上である屋内作業場に、換気設備を設けていない。

(2)常時40人の労働者を就業させている屋内作業場の気積が、設備の占める容積及び床面から3mを超える高さにある空間を除き400m³となっている。

(3)男性5人を含む常時30人の労働者が就業している事業場で、女性用には臥床することのできる休養室を設けているが、男性用には、臥床することのできない休憩設備を利用させている。

(4)労働者を常時就業させる場所の作業面の照度を、精密な作業については350ルクス、粗な作業については150ルクスとしている。

(5)事業場に附属する炊事場の入口には、洗浄剤を含浸させたマットを設置して、土足のままでも立ち入ることができるようにしている。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)開口部が床面積の1/20以上 → 換気設備不要 ○
(2)400m³÷40人=10m³/人 → 基準OK ○
(3)女性用に臥床可の休養室あり → 基準OK ○
(4)精密作業350ルクス・粗な作業150ルクス ○
(5)炊事場は土足厳禁。洗浄マットを敷いても土足はダメ

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

炊事場に土足で入るな。洗浄マットを敷こうが何しようが土足はアウトだ。衛生管理の基本だろうが。

問26.年次有給休暇

■問題文
週所定労働時間が20時間、週所定労働日数が3日である労働者であって、雇入れの日から起算して2年6か月継続勤務したものに対して、その後1年間に新たに与えなければならない年次有給休暇日数として、法令上、正しいものは次のうちどれか。ただし、その労働者はその直前の1年間に全労働日の8割以上出勤したものとする。

■選択肢
(1)5日

(2)6日

(3)7日

(4)8日

(5)9日

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

週所定労働日数3日・継続勤務2年6か月:
比例付与の表により年次有給休暇は6日
※週20時間で30時間未満なので比例付与が適用される

でぃでぃ

正解は(2)、6日ですね。

おっさん

週3日・2.5年で6日。有給の比例付与表は丸暗記必須だぞ。表のどの行・列に当たるかをパッと出せるようにしとけ。

問27.時間外・休日労働の上限規制

■問題文
労働基準法に基づく労使協定による時間外・休日労働に関する次の文中の[ ]内に入れるAからDの数値の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、労使協定とは、「労働者の過半数で組織する労働組合(その労働組合がない場合は労働者の過半数を代表する者)と使用者との書面による協定」をいうものとし、労働時間に関する適用猶予及び適用除外はないものとする。「労使協定による時間外労働の限度時間は、変形労働時間制が適用されていない労働者については、1か月について[A]時間、1年について[B]時間とされている。ただし、事業場において通常予見することのできない業務量の大幅な増加等に伴い、臨時的に限度時間を超えて労働させる必要がある場合には、1か月について時間外労働と休日労働の合計時間を[C]時間未満、1年について時間外労働の時間を[D]時間を超えない範囲とすることができる。」

■選択肢
(1)A:45 B:270 C:80 D:360

(2)A:45 B:360 C:80 D:720

(3)A:45 B:360 C:100 D:720

(4)A:80 B:720 C:100 D:960

(5)A:80 B:720 C:120 D:960

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

限度時間: 月45時間(A)・年360時間(B)
特別条項: 月の時間外+休日合計100時間未満(C)・年の時間外720時間以下(D)

でぃでぃ

正解は(3)、A:45 B:360 C:100 D:720 ですね。

おっさん

36協定の数字は45・360・100・720。語呂合わせでも何でもいいから叩き込め。頻出中の頻出だ。

働きやすい職場で働く。ドライバーズワーク。

令和8年4月公表分 労働衛生-一般共通

おっさん

問28-問34は労働衛生(一般共通)だ。温熱環境から骨折の応急処置、換気量の計算まで幅広いぞ。

問28.温熱条件

■問題文
温熱条件に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)温度感覚を左右する環境要素は、気温、湿度、気流及びふく射(放射)熱である。

(2)実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度及び気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。

(3)相対湿度は、空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示したものである。

(4)WBGTは、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)から求められる指標で、暑熱環境による熱ストレス評価に用いられる。

(5)算出したWBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値未満である場合には、熱中症が発生するリスクが高まる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)記述の通り ○
(5)WBGTの値が基準値を「超える」場合にリスクが高まる。「未満」ならリスクは低い。記述は逆

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

WBGTが基準値を「超えたら」危ないんだ。「未満」なら安全側だろうが。逆にしてくる引っかけ問題だな。

問29.健康保持増進対策

■問題文
厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

■選択肢
(1)健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康保持増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。

(2)健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい。

(3)健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導、保健指導が含まれる。

(4)健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。

(5)医療保険者と連携したコラボヘルス等の労働者の健康保持増進対策を推進するためであっても、定期健康診断の結果の記録等、労働者の健康状態等が把握できる客観的な数値等を医療保険者に提供してはならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)記述の通り ○
(5)定期健康診断の結果等を医療保険者に提供することは可能。コラボヘルス推進のために連携すべき

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

コラボヘルスは事業者と医療保険者が連携する取り組みだ。健診データの提供は適切とされてるんだよな。「提供してはならない」は間違いだ。

問30.骨折

■問題文
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)単純骨折とは、骨にひびが入った状態をいう。

(2)不完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢音や変形などが認められる。

(3)骨折が疑われる部位は、よく動かしてその程度を判断する必要がある。

(4)骨折に対する処置として、副子を手や足に当てるときは、骨折部分の上下の関節まで固定できる長さで、かつ、幅の広いものを用いる。

(5)脊髄損傷が疑われる場合は、硬い板の上に乗せて搬送してはならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)単純骨折 → 皮膚の損傷がない骨折(ひびは不全骨折)
(2)不完全骨折では軋轢音は認められない(完全骨折の症状)
(3)骨折が疑われる場合は動かしてはならない
(4)副子は骨折部分の上下の関節まで固定できる長さ・幅の広いものを使用 → 正しい
(5)脊髄損傷は硬い板の上に乗せて搬送する(してはならないは誤り)

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

骨折の副子固定は「上下の関節まで」が鉄則だ。短いのは固定にならないし、幅が狭いと安定しない。救急処置の基本だな。

問31.脳血管疾患・虚血性心疾患

■問題文
脳血管疾患及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)虚血性の脳血管疾患である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

(2)高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹する病気で、頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。

(3)虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。

(4)虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞とに大別される。

(5)運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)脳塞栓症と脳血栓症の説明が逆。脳血管自体の病変→脳血栓症、心臓等からの血栓→脳塞栓症
(2)高血圧性脳症の説明 ○
(3)虚血性心疾患の定義 ○
(4)狭心症と心筋梗塞の区別 ○
(5)運動負荷心電図検査の有用性 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

脳血栓と脳塞栓を入れ替えてくる定番問題だな。「血栓=その場でできる」「塞栓=飛んでくる」。「栓が飛んで塞ぐ」で覚えろ。

問32.腰痛予防対策

■問題文
厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく、重量物取扱い作業における腰痛予防対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)著しく重心の偏っている荷物は、その旨を明示する。

(2)労働者全員に腰部保護ベルトを使用させる。

(3)満18歳以上の男性労働者が人力のみにより取り扱う物の重量は、体重のおおむね40%以下とする。

(4)床面などから荷物を持ち上げる場合には、片足を少し前に出し、膝を曲げ、腰を十分に降ろして当該荷物をかかえ、膝を伸ばすことによって立ち上がるようにする。

(5)当該作業に配置する際及びその後6か月以内ごとに1回、定期に、腰痛の健康診断を実施する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)重心の偏った荷物を明示 ○
(2)腰部保護ベルトは全員一律ではない。個人により効果が異なるため個別判断
(3)人力取扱い → 体重のおおむね40%以下 ○
(4)膝を曲げて持ち上げる ○
(5)配置時・6か月ごとに腰痛健康診断 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

腰部保護ベルトは「全員に使わせろ」じゃないんだよな。効果は個人差があるから、一人ひとり確認して判断しろって指針に書いてある。

問33.必要換気量の計算

■問題文
事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人数は次のうちどれか。ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m³/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.018m³/hとする。

■選択肢
(1)14人

(2)16人

(3)18人

(4)20人

(5)22人

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

計算: N × 0.018 = 600 × (1000 – 400) ÷ 1,000,000
N × 0.018 = 600 × 0.0006 = 0.36
N = 0.36 ÷ 0.018 = 20人

でぃでぃ

正解は(4)、20人ですね。

おっさん

必要換気量の計算問題だな。公式に当てはめれば0.36÷0.018で20人だ。ppmを分数に直すのを忘れるなよ。

問34.採光・照明

■問題文
採光、照明などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。

(2)高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。

(3)部屋の彩色に当たり、目の高さから上の壁及び天井は、まぶしさを防ぐため濁色にするとよい。

(4)前方から明かりをとるとき、目と光源を結ぶ線と視線とが作る角度は、30°以下になるようにする。

(5)全般照明の照度は、作業面の局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)1ルクスは1カンデラから1m離れた所の照度(10mではない)
(2)高齢者は高い照度が必要だがまぶしさも感じやすい → 正しい
(3)目の高さから上の壁・天井は明色にする(濁色ではない)
(4)目と光源を結ぶ線と視線の角度は30°以上(以下ではない)
(5)全般照明は局部照明の10分の1以上(以下ではない)

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

高齢者は水晶体が濁ってくるから、明るさは必要だけどグレア(まぶしさ)にも弱くなる。両方のバランスが大事ってことだな。

ドラEVER

令和8年4月公表分 労働生理

第一種 衛生管理者 令和8年4月公表問題 労働生理
おっさん

問35-問44の労働生理だ。最後の10問、ここまで来たら最後まで走り切れよ。

問35.感覚又は感覚器

■問題文
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にある。

(2)皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて高い。

(3)内臓感覚は、内臓の動き、炎症などを感じて、内臓痛などとして部位の特定ができる鋭敏な感覚である。

(4)網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じる。

(5)平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)刺激量と感覚強度は対数関係(直線的比例ではない)
(2)冷覚点ではなく痛覚点の密度が最も高い
(3)内臓感覚は部位の特定が困難(鋭敏ではない)
(4)錐状体は色、杆状体は明暗 → 正しい
(5)前庭・半規管は内耳にある(中耳ではない)

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

錐状体=色、杆状体=明暗。「錐(すい)=カラフルなコーン」で覚えるといいぞ。定番中の定番だ。

問36.消化器系

■問題文
消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。

(2)唾液の成分は、ほとんどが水であるが、デンプンをより小さい糖に分解する消化酵素を含む。

(3)ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を分解する。

(4)胆汁は、酸性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。

(5)小腸の表面は、ビロード状の絨毛という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)無機塩・ビタミンは分解なしで吸収 ○
(2)唾液にデンプン分解酵素(アミラーゼ) ○
(3)ペプシノーゲン → ペプシン → 蛋白質分解 ○
(4)胆汁はアルカリ性(酸性ではない)。消化酵素を含まず脂肪を乳化
(5)絨毛による栄養素の吸収効率向上 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

胆汁は肝臓で作られてアルカリ性だ。「酸性」ってのが引っかけ。消化酵素は含まないけど脂肪の乳化で消化を助けるんだよな。

問37.神経系

■問題文
神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経節といい、末梢神経系では神経核という。

(2)中枢神経系は、脳と脊髄から成る。

(3)有髄神経線維は、無髄神経線維よりも神経伝導速度が速い。

(4)交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。

(5)大脳の外側の皮質は、感覚、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)中枢神経系では「神経核」、末梢神経系では「神経節」(記述は逆)
(2)中枢神経系=脳+脊髄 ○
(3)有髄神経線維 → 伝導速度が速い ○
(4)交感神経と副交感神経は正反対の作用 ○
(5)大脳皮質は感覚・思考の中枢 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

神経核と神経節が入れ替わってるパターンだ。中枢=核、末梢=節。これも定番の入れ替え問題だな。

問38.肝臓の機能

■問題文
肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)コレステロールを合成する。

(2)尿素を合成する。

(3)ヘモグロビンを合成する。

(4)血液中の身体に有害な物質を分解する。

(5)グリコーゲンを合成し、及び分解する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)コレステロール合成 ○
(2)尿素合成 ○
(3)ヘモグロビンは骨髄の赤芽球で合成(肝臓ではない)
(4)有害物質の分解(解毒作用) ○
(5)グリコーゲンの合成・分解 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

ヘモグロビンは赤血球の中にあるから、作るのは骨髄だ。肝臓は何でもやるイメージがあるけど、ヘモグロビン合成は守備範囲外だな。

問39.腎臓・尿

■問題文
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。

(2)血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。

(3)血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。

(4)原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。

(5)原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)尿は通常弱酸性(弱アルカリ性ではない)
(2)蛋白質は分子が大きく糸球体で濾過されない
(3)老廃物は糸球体→ボウマン嚢(尿細管からではない)
(4)原尿の水分は約99%が尿細管で再吸収される
(5)電解質の多くは尿細管で再吸収 → 正しい

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

腎臓は必要なものを再吸収して不要なものだけ尿として出す。電解質も水分も大部分は尿細管で回収されるんだ。

問40.血液

■問題文
血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)血液は、血漿と有形成分から成り、血漿には、アルブミン、グロブリンなどの蛋白質が含まれている。

(2)赤血球は、血液の中で最も多く、全血液の体積の約60%を占めている。

(3)血小板は、核を持たない不定形の細胞で、血液凝固作用に関与している。

(4)出血すると、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化し、血球と結合して凝固する。

(5)ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つで、A型の血清は抗B抗体を持つ。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)血漿にアルブミン・グロブリン等 ○
(2)赤血球の割合(ヘマトクリット値)は約45%(60%ではない)
(3)血小板は核なし・不定形・血液凝固 ○
(4)フィブリノーゲン → フィブリン → 凝固 ○
(5)A型の血清は抗B抗体 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

ヘマトクリット値は約45%だ。60%なんてありえないだろうが。血漿が約55%、有形成分が約45%。この数字は基本だぞ。

問41.視覚

■問題文
視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)遠見視力の検査は、一般に、5mの距離で実施する。

(2)眼を使う作業を継続すると、硝子体の厚みを調節するときに毛様体筋の緊張や脳の疲労によって、「目が疲れる」、「目が痛い」などの症状がみられることがある。

(3)角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視という。

(4)視野とは、眼の前の一点を凝視したときに見えている空間の範囲をいい、一般に、上方及び鼻側は約60度、下方は約70度、耳側は約100度である。

(5)明るい所から急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが、暗順応によって徐々に見えるようになる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)遠見視力は5mの距離 ○
(2)眼の調節は「水晶体」の厚みを変える(硝子体ではない)。毛様体筋が水晶体を調節
(3)角膜の歪み → 乱視 ○
(4)視野の範囲 ○
(5)暗順応 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

ピント調節は「水晶体」だ。硝子体はゼリー状の透明体で、調節機能はない。水晶体と硝子体を入れ替えてくる定番の引っかけだな。

問42.体温調節

■問題文
体温調節に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)計算上、100gの水分が体重70kgの人の体表面から蒸発すると、気化熱が奪われ、体温が約1℃下がる。

(2)体温調節にみられるように、外部環境などが変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。

(3)体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。

(4)発汗とは、水分が皮膚から蒸発する現象をいい、不感蒸泄とは、水分が呼気により失われる現象をいう。

(5)寒冷な環境においては、皮膚の血管が収縮して血流量が減って、熱の放散が減少する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)気化熱で体温低下 ○
(2)恒常性(ホメオスタシス) ○
(3)体温調節中枢は視床下部 ○
(4)発汗=汗腺からの汗の分泌。不感蒸泄=発汗以外に皮膚や呼気から水分が失われる現象(呼気のみではない)
(5)寒冷時は皮膚血管収縮 → 熱放散減少 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

発汗と不感蒸泄の定義が引っかけだな。不感蒸泄は「皮膚+呼気」の両方だ。呼気だけじゃない。発汗は汗腺からの分泌で、単なる蒸発とは違う。

問43.免疫

■問題文
免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)抗原とは、免疫に関係する細胞によって異物として認識される物質のことである。

(2)抗原となる物質には、蛋白質、糖質などがある。

(3)抗原に対する免疫が、逆に、人体の組織や細胞に傷害を与えてしまうことをアレルギーといい、主なアレルギー性疾患としては、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがある。

(4)好中球は白血球の一種であり、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

(5)免疫には、リンパ球が産生する抗体によって病原体を攻撃する細胞性免疫と、リンパ球などが直接に病原体などを取り込んで排除する体液性免疫の二つがある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)記述の通り ○
(5)細胞性免疫と体液性免疫の説明が逆。抗体による攻撃=体液性免疫、リンパ球が直接攻撃=細胞性免疫

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

体液性免疫=抗体で攻撃、細胞性免疫=細胞が直接攻撃。名前から考えれば分かるだろうが。「体液」に溶けてる抗体が飛び道具、「細胞」は直接殴りに行くイメージだ。

問44.加齢による生理機能の変化

■問題文
中高年齢者における加齢による生理機能などの変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)加齢により、動体視力が衰える。

(2)加齢により、体温調節機能が低下して、熱中症が起こりやすくなる。

(3)加齢により、骨密度が減少し、筋力が低下して、骨折しやすくなる。

(4)加齢により、平衡感覚が低下して、転びやすくなる。

(5)老人性難聴では、1000Hzより低い音域の音から聞こえにくくなる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)記述の通り ○
(5)老人性難聴は高音域(4000Hz付近)から聞こえにくくなる(低い音域からではない)

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

老人性難聴は「高い音から」聞こえにくくなるんだよな。4000Hzあたりから落ちてきて、だんだん低い音にも広がる。「低い音域から」ってのは逆だ。

まとめ

でぃでぃ

お疲れ様でしたです!令和8年4月公表分の44問、全部完了ですー。

おっさん

最新版だけあって、定番問題と新傾向がバランスよく出てたな。金属中毒の入れ替えや、蒸気とガスの区別は毎回出ると思っとけ。

でぃでぃ

本編の学習ページも併せて復習してみてくださいです!

おっさん

過去問は繰り返しが命だ。同じパターンが形を変えて出てくるからな。何周もやれよ。

ドラEVER

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