2025年(令和7年)11月に実施された高圧ガス製造保安責任者試験「丙種化学(液石)」の法令科目の過去問(全20問)を、公式に公表された問題・正解答をもとに解説します。
問1〜問7は目的・定義・容器などの共通論点、問8〜問16はLPガスの充てん事業所、問17〜問20は液化石油ガススタンドという2つの「例」に沿った出題でした。講習ルートで受ける人も、本試験で受けるのはこの法令1科目です。
おっさん講習ルートだと本番はこの法令だけなんだろ?ここを落としたら全部パーじゃねーか。
でぃでぃそうなんですよー。逆に言えば、法令さえ12問取れば免状に手が届きます。20問いっしょに見ていきましょーか。
丙種化学(液石)法令 令和7年度 概要
| 仕様 | 情報 |
|---|---|
| 試験実施日 | 令和7(2025)年11月9日 |
| 科目 | 法令 |
| 問題数 | 20問(多肢選択式) |
| 試験時間 | 60分(9:30〜10:30) |
| 合格基準 | 満点の60%以上(12/20) |
| 実施 | 年1回(11月) |
でぃでぃ合格ラインは満点の60%。法令は20問中12問取れればクリアですね。
問01.高圧ガス保安法の目的・定義
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止して公共の安全を確保する目的のために、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費を規制することを定めているが、容器の製造及び取扱について規制することは定めていない。
ロ
現在の圧力が0.1メガパスカルの液化ガスであって、温度35度において圧力が1メガパスカルとなるものは、高圧ガスである。
ハ
現在の圧力が0.1メガパスカルの圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)であって、温度35 度において圧力が0.2メガパスカルとなるものは、高圧ガスである。
でぃでぃ正解は(2) ロ。ロが正しくて、イ・ハが誤りですね。
イ.誤り:高圧ガス保安法は高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費のほか、容器の製造及び取扱についても規制している(法第1条)。「容器は規制対象外」とする点が誤り。
ロ.正しい:液化ガスは、圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が35度以下であれば、現在の圧力にかかわらず高圧ガスである(法第2条第3号)。温度35度で1メガパスカルになるなら、0.2メガパスカルに達する温度は35度より低く、高圧ガスに該当する。
ハ.誤り:圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く)は、常用の温度で圧力1メガパスカル以上であって現にその圧力が1メガパスカル以上のもの、又は温度35度において圧力が1メガパスカル以上となるものが高圧ガスである(法第2条第1号)。35度で0.2メガパスカルにしかならないガスは該当しない。
圧縮ガスは1MPa、液化ガスは0.2MPaが基準値。液化ガスは「0.2MPaになる温度が35度以下」なら現在の圧力が低くても高圧ガスに該当する。
問02.販売の届出・製造の許可・火気
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
高圧ガスの販売の事業を営もうとする者は、販売所ごとに、事業の開始後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。
ロ
第一種製造者がその事業所において指定した場所では、何人も火気を取り扱ってはならない。
ハ
一つの定置式製造設備を使用して液化石油ガスの製造(冷凍のための高圧ガスの製造を除く。)をしようとする者が、事業所ごとに都道府県知事等の許可を受けなければならない場合の処理することができるガスの容積の最小の値は、1日100立方メートルである。
でぃでぃ正解は(4) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:高圧ガスの販売の事業を営もうとする者は、「事業開始後遅滞なく」ではなく、販売所ごとに事業開始の日の20日前までに都道府県知事等へ届け出なければならない(法第20条の4)。
ロ.正しい:何人も、第一種製造者がその事業所内で指定した場所では火気を取り扱ってはならない(法第37条)。従業者に限らず「何人も」が対象とされている。
ハ.正しい:液化石油ガスは第一種ガス以外のガスであるから、処理能力が1日100立方メートル以上の製造をしようとする者は事業所ごとに都道府県知事等の許可を受けなければならない(法第5条第1項、政令)。最小値100立方メートルで正しい。
販売の届出は「事業開始の20日前まで」で事後届出は誤り。製造許可の下限はLPガスなど一般のガスで1日100m3、第一種ガスは300m3。
問03.帳簿・事故等の届出・危険時の措置
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
第一種製造者は、その製造施設に異常があった場合、その年月日及びそれに対してとった措置を記載した帳簿を事業所ごとに備え、これを記載の日から10年間保存しなければならない。
ロ
第一種製造者、第二種製造者又は販売業者のいずれでもない者であっても、高圧ガスを取り扱う者は、その所有し、又は占有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事等又は警察官に届け出なければならない。
ハ
第二種製造者が高圧ガスの製造のため、容積3000立方メートルの第一種ガスを貯蔵するときは、第一種貯蔵所においてしなければならないが、容積1000立方メートルの第二種ガスを貯蔵するときは、第二種貯蔵所において貯蔵することができる。
でぃでぃ正解は(2) イ、ロ。イ・ロが正しくて、ハが誤りですね。
イ.正しい:第一種製造者は、製造施設に異常があった年月日とそれに対してとった措置を記載した帳簿を事業所ごとに備え、記載の日から10年間保存しなければならない(法第60条、液石則)。
ロ.正しい:高圧ガス又は容器を取り扱う者は、製造者や販売業者に該当しなくても、その所有・占有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく都道府県知事等又は警察官に届け出る義務がある(法第63条)。
ハ.誤り:第二種ガスは容積1000立方メートル以上を貯蔵するときから第一種貯蔵所によらなければならない(法第16条、政令)。したがって容積1000立方メートルの第二種ガスを第二種貯蔵所で貯蔵することはできない。
帳簿は10年保存、災害の届出義務は製造者以外にも及ぶ。第一種貯蔵所は第一種ガス3000m3以上・第二種ガス1000m3以上で必要になる。
問04.特定高圧ガス消費者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、特定高圧ガス消費者について正しいものはどれか。
イ
液化塩素を貯蔵(貯蔵設備の貯蔵能力が質量1000キログラムであるもの)して消費する者は、特定高圧ガス消費者である。
ロ
第一種貯蔵所の所有者又は占有者が特定高圧ガス消費者にも該当する場合は、特定高圧ガスの消費についての都道府県知事等への届出は不要である。
ハ
特定高圧ガス消費者は、消費をする特定高圧ガスの種類を変更するときは、その変更後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:液化塩素は貯蔵設備の貯蔵能力が質量1000キログラム以上で特定高圧ガスに該当し、これを貯蔵して消費する者は特定高圧ガス消費者である(法第24条の2、政令)。1000キログラムちょうどでも該当する。
ロ.誤り:第一種貯蔵所の所有者又は占有者であっても、特定高圧ガス消費者に該当すれば消費開始の日の20日前までの都道府県知事等への届出が必要である。貯蔵所の許可等によって消費の届出が免除される定めはない。
ハ.誤り:消費をする特定高圧ガスの種類を変更するときは、「変更後遅滞なく」ではなく、あらかじめ都道府県知事等に届け出なければならない(法第24条の2)。事後届出とする点が誤り。
特定高圧ガスの数量は液化塩素だけ1000kg(液化石油ガス等は3000kg)。種類の変更は事前届出で、「変更後遅滞なく」は誤り。
問05.容器(刻印・表示)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)について正しいものはどれか。
イ
容器検査に合格した容器は、特に定められた場合を除き、その容器の厚肉の部分の見やすい箇所に、明瞭に、かつ、消えないように所定の事項を刻印しなければならない。
ロ
容器の所有者は、容器を廃棄する場合、その容器の外面に「廃棄容器」である旨の表示をすれば、これをくず化し、その他容器として使用することができないように処分する必要はない。
ハ
容器に充塡する液化石油ガスは、所定の方法により刻印等又は自主検査刻印等で示された容器の内容積に応じて計算した質量以下のものでなければならない。
でぃでぃ正解は(4) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:容器検査に合格した容器には、特に定められた場合を除き、その厚肉の部分の見やすい箇所に、明瞭に、かつ、消えないように所定の事項を刻印しなければならない(法第45条、容器保安規則)。
ロ.誤り:容器の廃棄をする者は、くず化し、その他容器として使用することができないように処分しなければならないと高圧ガス保安法に定められている。「廃棄容器」と表示するだけでは足りない。
ハ.正しい:容器に充塡する液化ガスは、刻印等又は自主検査刻印等で示された容器の内容積に応じて計算した質量以下のものでなければならない(法第48条第4項、容器保安規則第22条)。
廃棄容器はくず化処分が必須で、表示だけでは代用できない。液化ガスの充填量は内容積から計算した質量以下(G=V/C)と覚える。
問06.容器・附属品(容器保安規則)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)及びその附属品について容器保安規則上正しいものはどれか。
イ
溶接容器の容器再検査の期間は、その容器の製造後の経過年数に応じて定められている。
ロ
液化石油ガスを充塡するための容器に表示をすべき事項の一つに、その高圧ガスの性質を示す文字の明示がある。
ハ
附属品検査に合格したバルブに刻印をすべき事項の一つに、次に受けるべき附属品再検査の年月がある。
でぃでぃ正解は(3) イ、ロ。イ・ロが正しくて、ハが誤りですね。
イ.正しい:溶接容器の容器再検査の期間は、その容器の製造後の経過年数に応じて定められている(容器保安規則第24条。経過年数20年未満は5年、20年以上は2年)。
ロ.正しい:液化石油ガスは可燃性ガスであり、容器の外面にその性質を示す「燃」の文字を明示しなければならない(容器保安規則第10条)。表示事項の一つとして正しい。
ハ.誤り:附属品検査に合格したバルブへの刻印事項(容器保安規則第18条)に「次に受けるべき附属品再検査の年月」は含まれない。刻印されるのは附属品検査に合格した年月であって、次回の検査時期ではない。
刻印されるのはいずれも「合格した年月」。次に受けるべき再検査の年月と差し替えて問う出題が容器・附属品の定番の引っかけ。
問07.液石の特定高圧ガス消費者
次のイ、ロ、ハの記述のうち、液化石油ガスの特定高圧ガス消費者について液化石油ガス保安規則上正しいものはどれか。ただし、この消費施設の貯槽は貯蔵能力が15トンのもの1基とする。
イ
消費施設の減圧設備の外面から第一種保安物件に対して有すべき第一種設備距離は、その減圧設備の処理能力から算出される。
ロ
貯蔵設備等の周囲5メートル以内においては、定められた措置を講じた場合を除き、火気(その設備内のものを除く。)の使用を禁じ、かつ、引火性又は発火性の物を置いてはならない。
ハ
液化石油ガスの製造に関し1年以上の経験を有する者であれば、所定の製造保安責任者免状の交付を受けていない者を取扱主任者に選任することができる。
でぃでぃ正解は(5) ロ、ハ。ロ・ハが正しくて、イが誤りですね。
イ.誤り:消費施設の貯蔵設備及び減圧設備が第一種保安物件に対して有すべき第一種設備距離は、貯蔵設備の貯蔵能力(この例では15トン)に応じて算出される(液石則の消費施設の基準)。減圧設備の処理能力から算出するのではない。
ロ.正しい:貯蔵設備等の周囲5メートル以内においては、定められた措置を講じた場合を除き、火気(その設備内のものを除く)の使用を禁じ、かつ、引火性又は発火性の物を置いてはならない(液石則の消費の基準)。
ハ.正しい:取扱主任者は、所定の製造保安責任者免状の交付を受けた者のほか、液化石油ガスの製造に関し1年以上の経験を有する者からも選任できる(液石則)。免状の交付は必須条件ではない。
設備距離は貯蔵設備の貯蔵能力から算出する。火気の制限は周囲5m以内、取扱主任者は免状がなくても1年以上の経験があれば選任できる。
問8から問16までの問題は、次の例による事業所に関するものである。
[例] 次に掲げる高圧ガスの製造施設を有する事業所において、タンクローリ(容器を固定した車両)により液化石油ガスを貯槽に受け入れ、貯蔵し、専ら容器(自動車燃料装置用容器を除く。)に充塡しているもの
この事業所はコンビナート地域外にあり、この事業者は、認定完成検査実施者、認定保安検査実施者又は認定高度保安実施者のいずれでもない。
事業所全体の処理能力:550,000立方メートル毎日
貯槽の貯蔵能力 液化石油ガス:50トン 2基(地盤面上に設置されたものであって、低温貯槽でないもの)
ポンプ:定置式 2基
圧縮機:定置式 1基
容器置場(貯蔵設備でなく、かつ、車両に固定した容器を貯蔵しないもの):液化石油ガスに係る面積1,000平方メートルのもの
問08.第一種製造者(例:事業所)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
この事業者は、所定の事項を記載した危害予防規程を定め、これを都道府県知事等に届け出なければならない。また、この事業者及びその従業者は、この危害予防規程を守らなければならない。
ロ
この事業者は、その従業者に対する保安教育計画を定め、これを都道府県知事等に届け出るとともに、この保安教育計画を忠実に実行しなければならない。
ハ
この事業者は、保安技術管理者若しくは保安係員を選任又は解任したときは、その旨を、特に定められたところにより、都道府県知事等に届け出なければならない。また、これらの代理者の選任又はその解任については届け出なくてよい。
でぃでぃ正解は(5) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:第一種製造者は、所定の事項を記載した危害予防規程を定めて都道府県知事等に届け出なければならず、事業者及びその従業者はこれを守る義務がある(法第26条)。
ロ.誤り:保安教育計画は、定めてこれを忠実に実行する義務はあるが、都道府県知事等への届出は不要である(法第27条)。届出まで求めている点が誤り。
ハ.正しい:保安技術管理者・保安係員の選任又は解任は都道府県知事等への届出が必要である(法第27条の2)。代理者について届出が必要なのは保安統括者の代理者のみで、保安技術管理者・保安係員の代理者の選解任は届出不要(法第33条)。
危害予防規程は届出が必要、保安教育計画は実行義務のみで届出不要。この対比は法令科目で最も繰り返し問われる組合せ。
おっさん危害予防規程は届出で、保安教育計画は届出いらねーのか。どっちも大事そうなのにな。
でぃでぃそこが毎年のように狙われるんです。「規程は届出、計画は作って実行するだけ」とセットで覚えておきましょー。
問09.保安技術管理者・保安係員の職務
次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。
イ
選任した保安技術管理者が行うべき職務は、保安統括者を補佐して、高圧ガスの製造に係る保安に関する技術的な事項を管理することである。
ロ
選任した保安係員が行うべき職務の一つに、製造の方法が所定の技術上の基準に適合するように監督することがある。
ハ
選任した保安統括者には、高圧ガス保安協会又は指定講習機関が行う高圧ガスによる災害の防止に関する講習を所定の期間内に受けさせなければならないと定められている。
でぃでぃ正解は(2) イ、ロ。イ・ロが正しくて、ハが誤りですね。
イ.正しい:保安技術管理者の職務は、保安統括者を補佐して、高圧ガスの製造に係る保安に関する技術的な事項を管理することである(法第32条第2項)。
ロ.正しい:保安係員の職務の一つに、製造の方法が所定の技術上の基準に適合するように監督することがある(法第32条第3項)。設備の維持や異常時の措置と並ぶ基本職務である。
ハ.誤り:高圧ガス保安協会又は指定講習機関の講習を受けさせなければならないのは保安係員(保安主任者・保安企画推進員も同様)であり、保安統括者には受講させる義務は課されていない。
講習を受けさせる義務があるのは保安係員・保安主任者・保安企画推進員の3職だけ。保安統括者と保安技術管理者は対象外。
問10.保安検査・定期自主検査
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所の保安検査及び定期自主検査について正しいものはどれか。
イ
特定施設について受ける保安検査は、製造施設の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかどうかについて行われる。
ロ
定期自主検査は、ガス設備についてのみ、所定の技術上の基準(耐圧試験に係るものを除く。)に適合しているかどうかについて行わなければならないと定められている。
ハ
定期自主検査を実施するときは、定期自主検査の客観性を確保するため、選任した保安係員にその実施を監督させてはならない。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:特定施設について受ける保安検査は、製造施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準に適合しているかどうかについて行われる(法第35条)。製造の方法は保安検査の対象ではない。
ロ.誤り:定期自主検査は「ガス設備についてのみ」ではなく、製造施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準(耐圧試験に係るものを除く)に適合しているかどうかについて行う(法第35条の2)。対象を限定している点が誤り。
ハ.誤り:定期自主検査を行うときは、選任した保安係員にその実施について監督を行わせなければならないと定められている(液石則)。「監督させてはならない」は規定と正反対である。
保安検査・定期自主検査とも対象は「位置・構造・設備」。自主検査は保安係員に監督させる義務があり、限定や除外を付けた記述は誤り。
問11.技術上の基準(設備・離隔)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
製造設備は、その液化石油ガスが通る部分の外面から火気(その製造設備内のものを除く。)を取り扱う施設に対し8メートル以上の距離を確保できない場合に講じるべき措置の一つとして、その製造設備から液化石油ガスが漏えいしたときに連動装置により直ちに使用中のその火気を消すための措置がある。
ロ
液化石油ガスの貯槽及びその支持構造物は、所定の耐震に関する性能を有するものでなければならないが、その基礎についてはその定めはない。
ハ
液化石油ガスの貯槽の基礎は、不同沈下等によりその貯槽に有害なひずみが生じないようなものとすれば、その支柱は同一の基礎に緊結しなくてよい。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:製造設備は火気を取り扱う施設に対し8メートル以上の距離を要し、確保できない場合の措置には、漏えいガスの流動を防止する措置のほか、漏えい時に連動装置により直ちに使用中の火気を消す措置がある(液石則の技術上の基準)。
ロ.誤り:貯槽とその支持構造物だけでなく、基礎についても所定の耐震に関する性能を有することが求められている(液石則)。「基礎については定めがない」とする点が誤り。
ハ.誤り:貯槽の基礎は不同沈下等により有害なひずみが生じないものとし、かつ、その支柱は同一の基礎に緊結しなければならない(液石則)。ひずみ対策をすれば緊結が不要になるわけではない。
耐震や基礎の規定は貯槽・支持構造物・基礎のセットで課される。「基礎は対象外」「緊結は不要」のような一部除外の言い回しは誤り。
問12.完成検査・変更の工事
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
高圧ガス設備である配管の変更の工事に係る完成検査において、その配管に使用する材料が常用の圧力又は常用の温度において発生する最大の応力に対し、十分な強度を有するものであり、かつ、圧縮窒素を用いて常用の圧力で行う気密試験に合格した場合には、耐圧試験の実施を省略することができる。
ロ
液化石油ガスの貯槽及びその支柱には、十分な耐熱性を有するための措置又はその貯槽及びその支柱を有効に冷却するための措置を講じなければならない。
ハ
液化石油ガスの貯槽の液化ガスを送り出すための配管に、液化石油ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに遮断するための措置を講じた場合、その配管に設けたバルブのうち貯槽の直近にあるバルブは、使用時以外でも常時開とすることができる。
でぃでぃ正解は(2) ロ。ロが正しくて、イ・ハが誤りですね。
イ.誤り:高圧ガス設備は所定の耐圧試験に合格するものでなければならず、材料の強度が十分であることや気密試験の合格をもって耐圧試験を省略することはできない(液石則の技術上の基準)。
ロ.正しい:液化石油ガスの貯槽及びその支柱には、十分な耐熱性を有するための措置、又はその貯槽及び支柱を有効に冷却するための措置(散水装置等)を講じなければならない(液石則)。
ハ.誤り:貯槽の液化ガスを送り出し、又は受け入れる配管に設けたバルブのうち貯槽の直近にあるものは、使用時以外は閉止しておかなければならない(液石則の製造の方法の基準)。遮断措置を講じても常時開にはできない。
耐圧試験は気密試験の合格では代替できず省略不可。貯槽直近のバルブは使用時以外は閉止、支柱には耐熱又は冷却の措置が必要。
問13.安全弁ほか技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
高圧ガス設備に設置している安全弁又は逃し弁に付帯して設けた止め弁のうち、それらの安全弁又は逃し弁の修理又は清掃のため特に必要な場合以外、常に全開しておかなければならないのは、安全弁の止め弁のみである。
ロ
ガス設備の修理をするときは、あらかじめ、その修理の作業計画及びその作業の責任者を定め、修理はその作業計画に従い、かつ、その責任者の監視の下に行うこと又は異常があったときに直ちにその旨をその責任者に通報するための措置を講じて行うことと定められている。
ハ
液化石油ガスをタンクローリから貯槽に充塡するときは、液化石油ガスの容量がその貯槽の常用の温度においてその内容積の95パーセントを超えないように充塡しなければならないと定められている。
でぃでぃ正解は(2) ロ。ロが正しくて、イ・ハが誤りですね。
イ.誤り:安全弁又は逃し弁に付帯して設けた止め弁は、いずれも修理又は清掃のため特に必要な場合を除き、常に全開しておかなければならない(液石則の製造の方法の基準)。安全弁の止め弁に限られない。
ロ.正しい:ガス設備の修理は、あらかじめ作業計画と作業責任者を定め、計画に従い責任者の監視の下で行うか、異常時に直ちに責任者へ通報する措置を講じて行わなければならない(液石則の製造の方法の基準)。
ハ.誤り:貯槽への液化ガスの充塡は、液化ガスの容量がその貯槽の常用の温度において内容積の90パーセントを超えないようにしなければならない(液石則)。95パーセントではない。
貯槽への充填上限は内容積の90%で、95%は数字のすり替え。止め弁の常時全開は安全弁・逃し弁の両方の止め弁に及ぶ。
おっさん90%を95%に変えてくるだけか。単純だけど、焦ってると読み飛ばすな。
でぃでぃ数字のすり替えは法令の定番です。90%はローリや容器の話でも出てくるので、ここで固めちゃいましょ。
問14.貯槽の開放(修理・清掃)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
液化石油ガスの貯槽を開放して修理又は清掃のため作業員が貯槽内に入るとき、保安上支障のない状態で行うための基準の一つに、「開放する部分に他の部分からガスが漏えいすることを防止するための措置を講じること。」がある。
ロ
車両に固定した容器から液化石油ガスを貯槽に受け入れるとき、その容器の内容積が4000リットル以上である場合は、車止めを設けること等によりその車両を固定しなければならない。
ハ
車両に固定した容器から液化石油ガスを貯槽に受け入れた後は、その容器から受け入れる製造設備の配管内とその容器の配管内の液化石油ガスを危害の生じるおそれがないように少量ずつ放出した後に、これらの配管を取りはずさなければならない。
でぃでぃ正解は(5) イ、ロ、ハ。イ・ロ・ハが正しくて、が誤りですね。
イ.正しい:貯槽を開放して修理又は清掃のため作業員が内部に入るときの基準の一つに、開放する部分に他の部分からガスが漏えいすることを防止する措置(バルブの閉止・仕切板の挿入等)を講じることがある(液石則の製造の方法の基準)。
ロ.正しい:内容積が4000リットル以上の車両に固定した容器から液化石油ガスを貯槽に受け入れるときは、車止めを設けること等によりその車両を固定しなければならない(液石則の製造の方法の基準)。
ハ.正しい:受入れ終了後は、製造設備側とタンクローリ側双方の配管内の液化石油ガスを、危害の生じるおそれがないように少量ずつ放出した後でなければ、これらの配管を取り外してはならない(液石則の製造の方法の基準)。
タンクローリ受入れは、内容積4000L以上なら車止めで固定、配管を外す前に双方の管内ガスを少量ずつ放出、と手順ごと覚える。
問15.事業所の境界・警戒標
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
事業所の境界線を明示し、かつ、事業所の外部から見やすいように警戒標を掲げている場合であっても、容器置場を明示し、かつ、その外部から見やすいように警戒標を掲げなければならない。
ロ
容器置場には適切な消火設備を設け、かつ、その構造を液化石油ガスが漏えいしたときに周囲に流出することのないような密閉構造としなければならない。
ハ
容器置場は、その外面から第一種保安物件に対し第一種置場距離以上、第二種保安物件に対し第二種置場距離以上の距離を有している場合は、所定の強度を有する構造の障壁を設置する必要はない。
でぃでぃ正解は(4) イ、ハ。イ・ハが正しくて、ロが誤りですね。
イ.正しい:事業所の境界線を明示して警戒標を掲げている場合であっても、それとは別に、容器置場を明示し、かつ、その外部から見やすいように警戒標を掲げなければならない(液石則の容器置場の基準)。
ロ.誤り:容器置場に消火設備を設けることは正しいが、その構造は漏えいしたガスが滞留しないような通風の良い構造としなければならない(液石則)。密閉構造とするのは規定と正反対である。
ハ.正しい:容器置場は、その外面から第一種保安物件に対し第一種置場距離以上、第二種保安物件に対し第二種置場距離以上の距離を有していれば足り、さらに障壁の設置まで求められてはいない(液石則)。
容器置場は独自に警戒標を掲げ、ガスが滞留しない通風の良い構造とする。LPガスは空気より重く、「密閉構造」と来たら即誤り。
問16.容器置場・火気
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
この容器置場の周囲2メートル以内においては、所定の措置を講じた場合を除き、火気の使用を禁じ、かつ、引火性又は発火性の物を置いてはならない。
ロ
直射日光を遮るための措置を講じてある容器置場であっても、液化石油ガスの充塡容器及び残ガス容器は、常に所定の温度以下に保たなければならない。
ハ
液化石油ガスの充塡容器及び残ガス容器であって、それぞれ内容積が5リットルを超えるものには、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。
でぃでぃ正解は(5) イ、ロ、ハ。イ・ロ・ハが正しくて、が誤りですね。
イ.正しい:この容器置場の周囲2メートル以内においては、所定の措置を講じた場合を除き、火気の使用を禁じ、かつ、引火性又は発火性の物を置いてはならない(液石則の容器置場の基準)。
ロ.正しい:液化石油ガスの充塡容器及び残ガス容器は、常に温度40度以下に保たなければならない(液石則)。直射日光を遮る措置を講じた容器置場であっても、この温度維持の義務は免除されない。
ハ.正しい:内容積が5リットルを超える充塡容器及び残ガス容器には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない(液石則)。
火気は周囲2m以内、容器は常に40度以下、5L超は衝撃・バルブ損傷防止。容器置場の数字3点は1セットで暗記すると全問正解型に強い。
問17から問20までの問題は、次の例による事業所に関するものである。
[例] 製造設備が液化石油ガススタンドである製造施設のみを有する事業所であって、コンビナート地域外にあるもの
この事業者は、認定完成検査実施者、認定保安検査実施者又は認定高度保安実施者のいずれでもない。
事業所全体の処理能力:100,000立方メートル毎日
貯槽の貯蔵能力 液化石油ガス:20トン 2基(地盤面上に設置されたもの1基、地盤面下に埋設されたもの1基)
ポンプ:2基(地盤面上に設置されたもの1基、地盤面下に埋設された貯槽に内装されたもの1基)
圧縮機:1基
ディスペンサー:2基
問17.液化石油ガススタンド(例)
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
高圧ガス設備である配管の変更の工事の完成検査において、所定の圧力以上の圧力で行う耐圧試験に合格した場合であっても、所定の圧力以上の圧力で行う気密試験を省略することはできない。
ロ
地盤面上の通風の良い場所に設置した液化石油ガスの貯槽に設けた安全弁には、放出管を設ける必要はない。
ハ
地盤面下に埋設した貯槽は、その内容積が5000リットル以上であるが、液状の液化石油ガスを受け入れるために用いられる配管に液化石油ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに遮断するための措置を講じれば、液状の液化石油ガスを送り出す配管にはその措置を講じる必要はない。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:配管の変更の工事の完成検査では、所定の圧力以上で行う耐圧試験に合格した場合であっても、所定の圧力以上で行う気密試験を省略することはできない(液石則の技術上の基準)。両試験は目的が異なり、どちらも必要である。
ロ.誤り:貯槽に設けた安全弁には放出管を設けなければならず、その開口部は地盤面から5メートル以上又は貯槽の頂部から2メートル以上の高さのうちいずれか高い位置とする(液石則)。通風の良い場所でも省略できない。
ハ.誤り:内容積5000リットル以上の貯槽に取り付けた配管には、液状の液化石油ガスを送り出すもの・受け入れるもののいずれにも、漏えい時に安全かつ速やかに遮断するための措置を講じなければならない(液石則)。受入れ側だけでは足りない。
安全弁の放出管は「地上5m以上か頂部から2m以上の高い方」で省略不可。緊急遮断措置は送り出し・受入れ両方の配管に必要。
問18.過圧防止ほか技術上の基準
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準に適合しているものはどれか。
イ
高圧ガス設備に、その設備内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けたので、圧力計を設けなかった。
ロ
これらの貯槽のうち、地盤面上に設置された貯槽にのみ、液化石油ガスの貯槽であることが容易に識別することができる措置を講じた。
ハ
高圧ガス設備に使用する材料は、液化石油ガスの性状、温度、圧力等に応じ、その設備の材料に及ぼす化学的影響及び物理的影響に対し、安全な化学的成分及び機械的性質を有するものとした。
でぃでぃ正解は(3) ハ。ハが正しくて、イ・ロが誤りですね。
イ.誤り:高圧ガス設備には圧力計を設け、かつ、その設備内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちに許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなければならない(液石則)。安全装置を設けても圧力計は省略できない。
ロ.誤り:液化石油ガスの貯槽であることを容易に識別することができる措置は、地盤面上の貯槽に限らず、地盤面下に埋設された貯槽にも講じなければならない(液石則)。1基のみに講じたのでは基準に適合しない。
ハ.正しい:高圧ガス設備に使用する材料は、ガスの性状、温度、圧力等に応じ、その設備の材料に及ぼす化学的影響及び物理的影響に対し、安全な化学的成分及び機械的性質を有するものとしなければならない(液石則)。基準どおりで適合。
圧力計と安全装置は両方設置が必要で二者択一ではない。識別措置も全貯槽が対象で、「~のみ」「~したので不要」は不適合のサイン。
問19.地盤面下に埋設した貯槽
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所に適用される技術上の基準について正しいものはどれか。
イ
地盤面下に埋設した貯槽は、特に定められた場合を除き、地盤面上の重量物の荷重に耐えることができる十分な強度を有し、防水措置を講じた室に設置し、かつ、その室内に漏えいしたガスの滞留を防止するための措置を講じなければならない。
ロ
地盤面上に設置された圧縮機は、その外面から、第二種保安物件に対して所定の第二種設備距離以上の距離を有することができない場合、その第二種保安物件に対して所定の強度を有する構造の障壁を設けるか、又は、その圧縮機に防火上及び消火上有効な措置を講じるか、いずれか一方を行えばよい。
ハ
貯槽にガラス液面計(丸形ガラス管液面計を除く。)を設ける場合は、その液面計にその破損を防止するための措置を講じれば、貯槽とガラス液面計とを接続する配管には、そのガラス液面計の破損によるガスの漏えいを防止するための措置を講じなくてよい。
でぃでぃ正解は(1) イ。イが正しくて、ロ・ハが誤りですね。
イ.正しい:地盤面下に埋設する貯槽は、特に定められた場合を除き、地盤面上の重量物の荷重に耐える十分な強度を有し防水措置を講じた室に設置し、かつ、室内に漏えいしたガスの滞留を防止する措置を講じなければならない(液石則)。
ロ.誤り:第二種設備距離を確保できない場合は、所定の強度を有する構造の障壁を設け、かつ、防火上及び消火上有効な措置を講じなければならない(液石則)。「いずれか一方を行えばよい」のではなく両方が必要である。
ハ.誤り:ガラス液面計自体の破損防止措置に加えて、貯槽とガラス液面計とを接続する配管には、液面計の破損によるガスの漏えいを防止するための措置(止め弁等)を講じなければならない(液石則)。両方の措置が必要である。
「いずれか一方でよい」は複合措置問題の定番の引っかけ。障壁+防消火措置、液面計の破損防止+配管側の漏えい防止は常にセット。
問20.ディスペンサー
次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所について正しいものはどれか。
イ
ディスペンサーを増設する場合、そのディスペンサーには、充塡終了時に、液化石油ガスを停止する装置を設け、かつ、充塡ホースからの漏えいを防止するための措置を講じなければならない。
ロ
車両に固定した容器に液化石油ガスを充塡した後に液化石油ガスが漏えいし、又は爆発しないような措置として、その容器とディスペンサーとの接続部分を外してから車両を発車させなければならない。
ハ
所定の製造保安責任者免状の交付を受け、かつ、液化石油ガスの製造に関し6か月以上の経験を有する者にその製造に係る保安について監督させれば、この事業所に保安統括者を選任しなくてよい。
でぃでぃ正解は(5) イ、ロ、ハ。イ・ロ・ハが正しくて、が誤りですね。
イ.正しい:ディスペンサーには、充塡終了時に液化石油ガスを停止する装置を設け、かつ、充塡ホースからの漏えいを防止するための措置(緊急離脱カプラ等)を講じなければならない(液石則のスタンドの基準)。増設分にも同様に適用される。
ロ.正しい:車両に固定した容器に充塡した後は、その容器とディスペンサーとの接続部分を外してから車両を発車させなければならない(液石則の製造の方法の基準)。充塡後の漏えい・爆発を防止する措置として正しい。
ハ.正しい:液化石油ガススタンドのみを有する事業所では、所定の製造保安責任者免状の交付を受け、かつ、液化石油ガスの製造に関し6か月以上の経験を有する者に保安の監督をさせる場合、保安統括者を選任しなくてよいと液石則に定められている。
スタンドは自動停止装置とホース漏えい防止が必須で、接続を外してから発車。免状+6か月経験者の監督で保安統括者の選任は免除される。
おっさんホースを付けたまま走り出したら大惨事だからな。
でぃでぃだからこそ「接続を外してから発車」が基準になってるんですよー。
まとめ:令和7年度 法令の傾向
令和7年度の丙種化学(液石)法令は、目的・定義・届出(問1〜4)、容器と附属品(問5〜6)、特定高圧ガス消費者(問7)、LPガス充てん事業所の例(問8〜16)、LPガススタンドの例(問17〜20)という構成でした。後半13問が「例」の事業所に沿った出題なので、例の設定を最初にしっかり読むのが得点の近道です。
引っかけは「届出と許可の取り違え」「数字のすり替え(90%→95%など)」「いずれか一方でよい」の3パターンがほとんど。セットで課される措置を片方だけにした選択肢は、まず誤りと疑ってかまいません。
おっさん「〜のみでよい」「どちらか一方でよい」って書いてあったら怪しい、ってことだな。
でぃでぃはい。法令は安全側にかぶせてくるので、「省略できる」系の言い回しは要注意ですよ。
よくある質問
講習ルートでも法令は本試験で受けるのですか?
はい。KHKの講習+検定に合格すると保安管理技術と学識が免除されますが、法令は11月の国家試験で受験します。令和7年度の講習ルートの合格率は90.6%でした。
法令は何問で合格ですか?
各科目とも満点の60%以上が合格基準です。法令は20問なので12問以上が目安になります。
過去問はどこまで公表されていますか?
高圧ガス保安協会(KHK)が国家試験の問題と択一式の正解答を公表しています。本ページは令和7年度(2025年11月実施)の公表内容にもとづいています。
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