第一種 衛生管理者-過去問:令和7年10月公表問題の解答と解説

2025年(令和7年)1月-6月に実施され、2025年(令和7年)10月に公表された第一種 衛生管理者試験の問題と解答です。

最新版の過去問はコチラ

過去問の解答・解説を1問ずつ、キャラクターの会話形式で分かりやすくまとめています。

でぃでぃ

ここは第一種 衛生管理者の令和7年1月-6月分の過去問を解いてみるページです。

おっさん

よし、今回もやるか。…そういえば先日、山陽道のSAで揚げもみじ饅頭ってのを食ったんだよ。衣がサクサクで中がもちっとしてて、ありゃたまらんな。

でぃでぃ

揚げもみじ!最近SA・PAグルメが全国的に盛り上がってますよねー。限定メニューとか増えてて、休憩じゃなくて目的地になりつつあるとか。

おっさん

確かに高速降りなくても旅行気分味わえるしな。まあ俺は食いもんがあれば満足だが。

今回も解説は編集部員のおっさんに振ります。

でぃでぃ

今回は問2の「作業主任者の組合せ問題」が面白いですねー。潜水やセメントが引っかけポイントです。

おっさん

ああ、あの手の組合せ問題は消去法がカギだな。一つ一つ確認していけば怖くないぞ。

でぃでぃ

解説中に学習ページ(本編)へのリンクを貼る事がありますんで、必要に応じて見に行ってくださいです。

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INDEX

第一種 衛生管理者 過去問 令和7年10月公表分 概要

2025年(令和7年)1月-6月に実施された試験の概要です。

第一種
衛生管理者試験
情報
検定実施令和7年1月-6月
(2025年上期)
制限時間3時間
問題数44問
回答方式マークシート
合格基準全体の正答率60%
かつ
各科目40%以上正解
合格発表受験日の約3週間後
合格率
※参考値※
令和4年(2022年)
45.8%
試験の概要
出題科目配点
①-⑩関係法令
(有害業務)
10問×8点
(80点)
⑪-⑳労働衛生
(有害業務)
10問×8点
(80点)
㉑-㉗関係法令
(一般共通)
7問×10点
(70点)
㉘-㉞労働衛生
(一般共通)
7問×10点
(70点)
㉟-㊹労働生理10問×10点
(100点)
*合計400点
第一種 衛生管理者の試験
おっさん

合格率は相変わらず令和4年のデータしかないな。

でぃでぃ

では始めましょう!

ドラEVER

令和7年10月公表分 関係法令-有害業務

第一種 衛生管理者 令和7年10月公表問題 関係法令-有害
おっさん

問1-問10の関係法令(有害)だ。衛生管理体制の問題から始まるぞ。専任要件の数字を押さえとけよ。

問1.衛生管理体制

■問題文
常時400人の労働者を使用する製造業の事業場における衛生管理体制に関する(1)~(5)の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
ただし、400人中には、屋内作業場において次の業務に常時従事する者が含まれているが、その他の有害業務はないものとし、衛生管理者及び産業医の選任の特例はないものとする。
深夜業を含む業務 200人
多量の高熱物体を取り扱う業務 50人
塩素を試験研究のため取り扱う作業を行う業務 30人

■選択肢
(1)総括安全衛生管理者を選任しなければならない。

(2)衛生管理者のうち少なくとも1人を専任の衛生管理者としなければならない。

(3)衛生管理者は、全て第一種衛生管理者免許を有する者のうちから選任することができる。

(4)産業医は、この事業場に専属でない者を選任することができる。

(5)特定化学物質作業主任者を選任しなくてよい。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)製造業400人 → 総括安全衛生管理者の選任義務あり ○
(2)専任の衛生管理者は1,000人以上、又は500人以上で有害業務30人以上が要件。400人では不要
(3)第一種衛生管理者免許で選任可能 ○
(4)1,000人未満なら非専属でOK ○
(5)塩素は第三類特定化学物質 → 作業主任者必要 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

専任要件は「1,000人以上」か「500人以上+有害30人以上」だ。400人じゃどっちにも当てはまらないから、専任は不要ってことだな。

問2.作業主任者の選任

■問題文
次のAからDの作業について、法令上、作業主任者の選任が義務付けられているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 水深10m以上の場所における潜水の作業
B セメント製造工程においてセメントを袋詰めする作業
C 圧気工法により、大気圧を超える気圧下の作業室において行う作業
D 石炭を入れてあるホッパーの内部における作業

■選択肢
(1)A,B

(2)A,C

(3)A,D

(4)B,C

(5)C,D

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

A 潜水作業 → 作業主任者不要(潜水士免許は必要だが主任者ではない)
B セメント袋詰め → 作業主任者不要
C 圧気工法・高圧室内作業 → 高圧室内作業主任者が必要
D 石炭ホッパー内部 → 酸素欠乏危険作業主任者が必要
→ C, D の組合せ

でぃでぃ

正解は(5)、C・Dですね。

おっさん

潜水は「潜水士」だけど「作業主任者」じゃないからな。免許と作業主任者は別物だぞ。セメント袋詰めも主任者不要だ。

問3.規格を具備すべき機械等

■問題文
厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならない機械等に該当するものは、次のうちどれか。

■選択肢
(1)騒音計

(2)放射線測定器

(3)検知管方式による一酸化炭素検定器

(4)アンモニア用防毒マスク

(5)化学防護服

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)騒音計 → 規格の対象外
(2)放射線測定器 → 規格の対象外
(3)検知管方式の一酸化炭素検定器 → 規格の対象外
(4)防毒マスク → 規格を具備すべき機械等に該当
(5)化学防護服 → 規格の対象外

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

防毒マスクは命に直結する保護具だから規格が必要だ。測定器や防護服は対象外ってのがポイントだな。

問4.特別管理物質の記録等

■問題文
特定化学物質障害予防規則による特別管理物質を製造する事業者が事業を廃止しようとするとき、法令に基づき実施した措置に関する次のAからEの記録等について、特別管理物質等関係記録等報告書に添えて、所轄労働基準監督署長に提出することが、法令上、定められているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 特別管理物質を製造する作業場所に設けられた密閉する設備、局所排気装置又はプッシュプル型換気装置の定期自主検査の記録又はその写し
B 特別管理物質を製造する作業場において、労働者が常時従事した作業の概要及び当該作業に従事した期間等の記録又はその写し
C 特別管理物質を製造する屋内作業場について行った作業環境測定の記録又はその写し
D 特別管理物質を製造する作業場所に設けられた特定化学設備の定期自主検査の記録又はその写し
E 特別管理物質を製造する業務に常時従事する労働者に対し行った特定化学物質健康診断の結果に基づく特定化学物質健康診断個人票又はその写し

■選択肢
(1)A,B,D

(2)A,C,D

(3)A,C,E

(4)B,C,E

(5)B,D,E

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

提出すべきもの:
B 作業の概要・従事期間等の記録 ○
C 作業環境測定の記録 ○
E 健康診断個人票 ○

提出不要:
A 密閉設備等の定期自主検査の記録 ✕
D 特定化学設備の定期自主検査の記録 ✕
→ B, C, E の組合せ

でぃでぃ

正解は(4)、B・C・Eですね。

おっさん

「ヒト」に関わる記録を提出するってイメージだな。設備の自主検査記録は提出対象外。前にも同じパターンが出たぞ。

問5.衛生基準

■問題文
労働安全衛生規則の衛生基準について、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場については、半月以内ごとに1回、定期に、当該作業場における気温、湿度及びふく射熱を測定しなければならない。

(2)強烈な騒音を発する屋内作業場においては、その伝ぱを防ぐため、隔壁を設ける等必要な措置を講じなければならない。

(3)屋内作業場に多量の熱を放散する溶融炉があるときは、加熱された空気を直接屋外に排出し、又はその放射するふく射熱から労働者を保護する措置を講じなければならない。

(4)坑内における気温は、原則として、37℃以下にしなければならない。

(5)著しく暑熱又は多湿の作業場においては、坑内等特殊な作業場でやむを得ない事由がある場合を除き、休憩の設備を作業場外に設けなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)ドライアイスを取り扱う業務は暑熱・寒冷等の定期測定義務の対象外
(2)騒音の伝ぱ防止に隔壁設置等 → 正しい
(3)溶融炉のふく射熱対策 → 正しい
(4)坑内気温37℃以下 → 正しい
(5)暑熱・多湿作業場の休憩設備を場外に → 正しい

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

ドライアイスは寒冷物体だけど、「暑熱・寒冷・多湿の屋内作業場」とは違うんだよな。気温・湿度の半月ごとの測定義務は対象外だ。

問6.特定粉じん発生源

■問題文
次のAからEの粉じん発生源について、法令上、特定粉じん発生源に該当するものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。
A 屋内において、耐火物を用いた炉を解体する箇所
B 屋内の、ガラスを製造する工程において、原料を溶解炉に投げ入れる箇所
C 屋内において、研磨材を用いて手持式動力工具により金属を研磨する箇所
D 屋内において、粉状の炭素製品を袋詰めする箇所
E 屋内において、固定の溶射機により金属を溶射する箇所

■選択肢
(1)A,B

(2)A,E

(3)B,C

(4)C,D

(5)D,E

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

特定粉じん発生源(粉じん則別表第2):
A 耐火物の炉の解体 → 該当しない
B ガラス原料を溶解炉に投入 → 該当しない
C 手持式動力工具で金属研磨 → 該当しない
D 粉状の炭素製品の袋詰め → 該当する
E 固定の溶射機による金属溶射 → 該当する

でぃでぃ

正解は(5)、D・Eですね。

おっさん

特定粉じん発生源は別表第2で限定列挙されてるからな。袋詰め作業や固定式溶射機が該当する。手持式は該当しないから注意だ。

問7.酸素欠乏症等防止規則

■問題文
酸素欠乏症等防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)し尿を入れたことのあるポンプを修理する場合で、これを分解する作業に労働者を従事させるときは、指揮者を選任し、作業を指揮させなければならない。

(2)パルプ液を入れたことのある槽の内部における作業については、酸素欠乏危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。

(3)硫化水素中毒とは、硫化水素の濃度が10ppmを超える空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいう。

(4)タンクの内部その他通風が不十分な場所において、アルゴン等を使用して行う溶接の作業に労働者を従事させるときは、作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を18%以上に保つように換気し、又は労働者に空気呼吸器、酸素呼吸器若しくは送気マスクを使用させなければならない。

(5)第一種酸素欠乏危険作業場については、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素の濃度を測定しなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)し尿ポンプの分解作業に指揮者選任 → 正しい
(2)パルプ液の槽内部 → 第二種酸素欠乏危険場所 → 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習が必要(酸素欠乏危険作業主任者では不足)
(3)硫化水素中毒の定義 → 正しい
(4)アルゴン等使用の溶接 → 換気又は呼吸器 → 正しい
(5)第一種は酸素濃度のみ測定 → 正しい

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

パルプ液は硫化水素が発生する可能性があるから第二種だ。第二種なら「酸素欠乏・硫化水素」の技能講習を修了した者が必要になる。

問8.作業環境の定期測定

■問題文
有害業務を行う作業場とその作業場において定期に測定することが義務付けられている項目の組合せとして、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)溶融ガラスからガラス製品を成型する業務を行う屋内作業場 ……… 空気中の粉じんの濃度

(2)加硫がまによりゴムを加硫する業務を行う屋内作業場 ……… 気温及び湿度

(3)ドラムバーカーにより、木材を削皮する業務を行う屋内作業場 ……… 等価騒音レベル

(4)エックス線装置を用いて透過写真撮影の業務を行う作業場の管理区域 ……… 線量当量率又は線量当量

(5)廃棄物の焼却施設において焼却灰を取り扱う業務(設備の解体等に伴うものを除く。)を行う作業場 ……… 空気中のダイオキシン類の濃度

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)溶融ガラスの成型は粉じん作業ではない → 粉じん濃度の測定義務なし(暑熱作業場として気温・湿度が正しい)
(2)ゴム加硫 → 気温・湿度の測定 → 正しい
(3)ドラムバーカー → 等価騒音レベル → 正しい
(4)エックス線 → 線量当量率又は線量当量 → 正しい
(5)焼却灰 → ダイオキシン類の濃度 → 正しい

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

溶融ガラスの成型は粉じんが出る作業じゃなくて暑い作業なんだよな。測定すべきは粉じん濃度じゃなくて気温・湿度だ。

問9.有機溶剤中毒予防規則

■問題文
有機溶剤等を取り扱う場合の措置について、有機溶剤中毒予防規則に違反しているものは次のうちどれか。
ただし、同規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。

■選択肢
(1)地下室の内部で第一種有機溶剤等を用いて作業を行わせるとき、その作業場所に局所排気装置を設け、有効に稼働させているが、作業者に送気マスクも有機ガス用防毒マスクも使用させていない。

(2)地下室の内部で第二種有機溶剤等を用いて作業を行わせるとき、その作業場所にプッシュプル型換気装置を設けブース内の気流の乱れもなく稼働させているが、作業者に送気マスクも有機ガス用防毒マスクも使用させていない。

(3)地下室の内部で第三種有機溶剤等を用いて吹付けによる作業を行わせるとき、その作業場所に全体換気装置を設け有効に稼働させ、作業者に有機ガス用防毒マスクを使用させている。

(4)屋内作業場に設けた空気清浄装置のない局所排気装置の排気口で、厚生労働大臣が定める濃度以上の有機溶剤を排出するものの高さを、屋根から2mとしている。

(5)有機溶剤等を入れてあった空容器で有機溶剤の蒸気が発散するおそれのあるものを、屋外の一定の場所に集積している。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)地下室+第一種 → 局排で稼働中 → マスク不要 ○
(2)地下室+第二種 → プッシュプルで稼働中 → マスク不要 ○
(3)地下室+第三種+吹付け作業 → 全体換気装置ではダメ。局排又はプッシュプルが必要
(4)排気口の高さ2m → 正しい
(5)空容器を屋外に集積 → 正しい

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

地下室での吹付け作業は第三種でも全体換気じゃダメなんだよな。局排かプッシュプルが必要だ。吹付けは飛散量が多いからな。

問10.時間外労働の制限業務

■問題文
労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、所轄労働基準監督署長への届出を行うとき、延長する労働時間が1日について2時間以内に制限されない業務は、次のうちどれか。

■選択肢
(1)著しく暑熱な場所における業務

(2)多量の低温物体を取り扱う業務

(3)ヘリウム、アルゴン等の不活性の気体を入れたことのあるタンクの内部における業務

(4)削岩機、鋲打機等の使用によって身体に著しい振動を与える業務

(5)土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)著しく暑熱 → 2時間制限の対象
(2)多量の低温物体 → 対象
(3)不活性気体のタンク内部 → 制限の対象外
(4)著しい振動 → 対象
(5)粉じんを著しく飛散する場所 → 対象

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

不活性ガスのタンクは酸欠の危険はあるけど、時間外労働の2時間制限の対象業務には入ってないんだよな。定番の出題だ。

働きやすい職場で働く。ドライバーズワーク。

令和7年10月公表分 労働衛生-有害業務

第一種 衛生管理者 令和7年10月公表問題 労働衛生-有害
おっさん

問11-問20は労働衛生(有害)だ。化学物質のガスと蒸気の区別、金属中毒の症状…知識問題が並ぶぞ。

問11.化学物質の状態

■問題文
化学物質とその常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
ただし、ガスとは、常温・常圧で気体のものをいい、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。

■選択肢
(1)ホルムアルデヒド ……… ガス

(2)塩化ビニル ……… ガス

(3)アクリロニトリル ……… ガス

(4)二硫化炭素 ……… 蒸気

(5)アセトン ……… 蒸気

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)ホルムアルデヒド → 常温で気体 → ガス ○
(2)塩化ビニル → 常温で気体 → ガス ○
(3)アクリロニトリル → 常温で液体 → 蒸気(ガスではない)
(4)二硫化炭素 → 常温で液体 → 蒸気 ○
(5)アセトン → 常温で液体 → 蒸気 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

アクリロニトリルは液体だから「蒸気」だ。常温で気体なら「ガス」、液体や固体から揮発したものが「蒸気」。この区別は頻出だぞ。

問12.金属による健康障害

■問題文
金属などによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)ベリリウム中毒では、溶血性貧血、尿の赤色化などの症状がみられる。

(2)砒素中毒では、角化症、黒皮症などの皮膚障害、末梢神経障害などがみられる。

(3)マンガン中毒では、筋のこわばり、震え、歩行困難などのパーキンソン病に似た症状がみられる。

(4)カドミウム中毒では、上気道炎、肺炎、腎機能障害などがみられる。

(5)金属水銀中毒では、感情不安定、幻覚などの精神障害がみられる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)ベリリウム中毒 → 肺肉芽腫(ベリリウム肺)が主症状。溶血性貧血・尿の赤色化は鉛中毒の症状
(2)砒素 → 角化症・黒皮症・末梢神経障害 ○
(3)マンガン → パーキンソン様症状 ○
(4)カドミウム → 上気道炎・肺炎・腎機能障害 ○
(5)金属水銀 → 感情不安定・幻覚 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

ベリリウムは肺にくるんだよな。溶血性貧血は鉛の症状をすり替えてある引っかけだ。金属中毒は症状の対応表をしっかり覚えとけ。

問13.粉じんによる健康障害

■問題文
粉じんによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)米杉、ラワンなどの木材粉じんは、ぜんそくを起こすことがある。

(2)じん肺の自覚症状は、初期にはあまりみられないが、進行すると咳、痰、呼吸困難などがみられる。

(3)じん肺は、続発性気管支炎、肺結核などを合併することがある。

(4)石綿肺では、胸膜の肥厚(プラーク)、胸膜の石灰化などがみられる。

(5)けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)木材粉じん → ぜんそく ○
(2)じん肺の進行と症状 ○
(3)じん肺の合併症 ○
(4)石綿肺のプラーク・石灰化 ○
(5)けい肺 → 遊離けい酸(シリカ)の粉じんが原因。鉄やアルミニウムではない

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

けい肺は「けい酸」だから「けい肺」だ。鉄やアルミの粉じんじゃない。名前からして分かるだろうが。

問14.騒音と健康障害

■問題文
作業環境における騒音及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)騒音性難聴の初期に認められる4,000Hz付近の音から始まる聴力低下の型をc5dipという。

(2)音圧レベルは、通常、人間が聴くことができる最も小さな音圧に対する比の常用対数を20倍して求められる。

(3)騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。

(4)人が聴くことのできる音の周波数は、10Hzから30,000Hz程度までであり、このうち会話音域は2,000Hzから4,000Hz程度までである。

(5)等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応している。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)c5dip → 4,000Hz付近 ○
(2)音圧レベルの計算 ○
(3)騒音の自律神経系・内分泌系への影響 ○
(4)可聴域は約20Hz~20,000Hz、会話音域は500Hz~2,000Hz程度。10Hz~30,000Hz、2,000Hz~4,000Hzはいずれも誤り
(5)等価騒音レベルの説明 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

数値の引っかけだな。可聴域は20~20,000Hz、会話は500~2,000Hz。どっちも範囲がずらされてるから注意しろ。

問15.化学物質のリスクアセスメント

■問題文
厚生労働省の「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)リスクアセスメントの基本的手順のうち最初に実施するのは、労働者の就業に係るリスクアセスメント対象物による危険性又は有害性を特定することである。

(2)ハザードは、労働災害発生の可能性と負傷又は疾病の重大性(重篤度)の組合せであると定義される。

(3)リスクアセスメント対象物による疾病のリスク低減措置の検討では、リスクアセスメント対象物の有害性に応じた有効な保護具の使用よりも作業手順の改善、立入禁止等の管理的対策を優先する。

(4)リスクアセスメント対象物による疾病のリスク低減措置の検討では、法令に定められた事項を除けば、危険性又は有害性のより低い物質への代替等を最優先する。

(5)リスクアセスメント対象物による疾病のリスク低減措置の検討に当たっては、より優先順位の高い措置を実施することにした場合であって、当該措置により十分にリスクが低減される場合には、当該措置よりも優先順位の低い措置の検討は必要ない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)リスクアセスメントの手順 ○
(2)ハザード=危険性・有害性そのもの。リスク=発生可能性×重篤度の組合せ。説明がリスクの定義と入れ替わっている
(3)保護具より管理的対策を優先 ○
(4)代替物質への変更を最優先 ○
(5)十分にリスク低減できれば低優先順位の措置は不要 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

ハザードとリスクの定義を入れ替えてくるパターンだな。ハザード=危険源、リスク=可能性×重篤度。これは基本中の基本だ。

問16.有機溶剤の人体影響

■問題文
有機溶剤の人体に対する影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)脂溶性があり、脂肪の多い脳などに入りやすい。

(2)呼吸器の症状には、咳、上気道の炎症などがある。

(3)低濃度の繰り返しばく露による慢性中毒では、めまい、不眠などの不定愁訴がみられる。

(4)皮膚や粘膜に対する症状には、黒皮症、鼻中隔穿孔などがある。

(5)肝機能障害や腎機能障害を起こすものがある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)脂溶性で脳に入りやすい ○
(2)呼吸器症状 → 咳・上気道炎 ○
(3)慢性中毒 → めまい・不眠等の不定愁訴 ○
(4)黒皮症は砒素中毒、鼻中隔穿孔はクロム中毒の症状。有機溶剤の皮膚症状は乾燥・荒れ・皮膚炎
(5)肝機能障害・腎機能障害 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

有機溶剤の皮膚症状は「乾燥・荒れ」だ。黒皮症やら鼻中隔穿孔やらは金属中毒の症状をすり替えてるだけだな。

問17.特殊健康診断

■問題文
特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の業務による影響を調べるための基礎資料を得るという目的がある。

(2)特殊健康診断が法定労働時間外に行われた場合には、割増賃金を支払う必要がある。

(3)眼底検査は、電離放射線健康診断で実施され、動脈硬化の進展の有無を検査する。

(4)振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。

(5)特殊健康診断において適切な健診デザインを行うためには、作業内容と有害要因へのばく露状況を把握する必要がある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)配置替え時の目的 ○
(2)法定労働時間外なら割増賃金が必要 ○
(3)眼底検査は電離放射線健康診断の項目ではない。電離放射線では水晶体の混濁(白内障)を検査
(4)振動工具 → 冬季に実施が望ましい ○
(5)健診デザインにはばく露状況の把握が必要 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

電離放射線の眼の検査は「白内障(水晶体の混濁)」だ。眼底検査は動脈硬化の検査で、一般健診のほうだな。

問18.作業環境測定・評価

■問題文
厚生労働省の「作業環境測定基準」及び「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定及びその結果の評価に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)A測定の第二評価値が管理濃度を超えている単位作業場所は、B測定の結果に関係なく第三管理区分になる。

(2)A測定における測定点の高さの範囲は、床上100cm以上150cm以下である。

(3)A測定は、原材料を反応槽へ投入する場合など、間欠的に大量の有害物質の発散を伴う作業における最高濃度を知るために行う測定である。

(4)評価の指標として用いられる管理濃度は、個々の労働者の有害物質へのばく露限界を示すものである。

(5)B測定の測定値が管理濃度を超えている単位作業場所は、A測定の結果に関係なく第三管理区分になる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)A測定の第二評価値が管理濃度超 → B測定に関係なく第三管理区分 → 正しい
(2)A測定の高さは50cm以上150cm以下(100cm以上ではない)
(3)間欠的に大量発散の最高濃度はB測定の説明
(4)管理濃度はばく露限界ではなく管理区分判定用
(5)B測定が管理濃度超でも第二管理区分の場合あり

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

A測定の第二評価値が管理濃度を超えたら問答無用で第三管理区分だ。B測定がどうであろうと関係ない。これは覚えるしかないな。

問19.呼吸用保護具

■問題文
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)防毒マスクの吸収缶の色は、アンモニア用は緑色で、有機ガス用は黒色である。

(2)2種類以上の有害ガスが混在している場合には、そのうち最も毒性の強いガス用の防毒マスクを使用する。

(3)型式検定合格標章のある防じんマスクでも、ヒュームのような微細な粒子に対しては効果がない。

(4)防じんマスクは、オイルミストが堆積しても粒子捕集効率は低下しないので、吸気抵抗が上昇しない限り使用することができる。

(5)エアラインマスクは、自給式呼吸器の一種である。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)アンモニア用は緑色、有機ガス用は黒色 → 正しい
(2)2種類以上のガスには対応する吸収缶が必要で、一番毒性が強いガス用だけではダメ
(3)ヒュームにも防じんマスクは有効
(4)オイルミスト堆積で捕集効率は低下する
(5)エアラインマスクは送気式で自給式ではない

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

吸収缶の色はJIS規格で決まってるからな。アンモニア=緑、有機ガス=黒。ゴロ合わせで「あみど(緑)」「ゆうき(黒)」…まあ覚えろ。

問20.有害要因による健康障害

■問題文
作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)電離放射線の被ばくによる白内障は、晩発障害に分類され、被ばく後、半年~30年後に現れる。

(2)マイクロ波は、赤外線より波長が短い電磁波で、照射部位の組織を加熱する作用がある。

(3)金属熱は、金属の溶融作業において、高温環境により体温調節中枢が麻痺することにより発生し、長期間にわたる発熱、関節痛などの症状がみられる。

(4)凍瘡は、皮膚組織の凍結壊死を伴うしもやけのことで、0℃以下の寒冷にばく露することによって発生する。

(5)潜水業務における減圧症は、浮上による減圧に伴い、血液中に溶け込んでいた酸素が気泡となり、血管を閉塞したり組織を圧迫することにより発生する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)電離放射線の白内障 → 晩発障害、半年~30年後に発症 → 正しい
(2)マイクロ波は赤外線より波長が長い(短いは誤り)
(3)金属熱は金属ヒューム吸入が原因(高温環境による体温調節麻痺ではない)
(4)凍瘡(しもやけ)は凍結壊死を伴わない。凍結壊死は凍傷
(5)減圧症は窒素が気泡化(酸素ではない)

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

消去法で確実に解ける問題だな。(2)~(5)は全部明確に間違いだ。白内障が晩発障害ってのは放射線の基本知識だぞ。

働きやすい職場で働く。ドライバーズワーク。

令和7年10月公表分 関係法令-一般共通

おっさん

問21-問27は関係法令(一般共通)だ。衛生管理者の巡視頻度とか衛生委員会の構成とか、実務にも絡む問題だぞ。

問21.衛生管理者の業務

■問題文
衛生管理者が管理すべき業務として、法令上、定められていないものは次のうちどれか。
ただし、次のそれぞれの業務のうち衛生に係る技術的事項に限るものとする。

■選択肢
(1)労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

(2)安全衛生に関する方針の表明に関すること。

(3)少なくとも毎日1回作業場等を巡視し、衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講ずること。

(4)化学物質等による危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置に関すること。

(5)健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)労働災害の原因調査・再発防止 → 法定業務 ○
(2)安全衛生方針の表明 → 法定業務 ○
(3)職場巡視は「毎週1回」であり「毎日1回」ではない
(4)リスクアセスメント → 法定業務 ○
(5)健康診断の実施等 → 法定業務 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

衛生管理者の巡視は「毎週1回」だ。「毎日1回」なんてやってたら他の業務ができなくなるだろうが。頻度の引っかけだな。

問22.衛生委員会

■問題文
衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)衛生委員会の議長を除く委員の半数については、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がないときは、労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければならない。

(2)衛生委員会の議長は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した委員がなるものとする。

(3)事業場に専属ではないが、衛生管理者として選任している労働衛生コンサルタントを、衛生委員会の委員として指名することができる。

(4)作業環境測定を外部の作業環境測定機関に委託して実施している場合、当該作業環境測定を実施している作業環境測定士を、衛生委員会の委員として指名することができる。

(5)衛生委員会の付議事項には、長時間にわたる労働による労働者の健康障害の防止を図るための対策の樹立に関することが含まれる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)衛生委員会の議長以外の半数は労働者代表の推薦 ○
(2)議長は総括安全衛生管理者等 ○
(3)非専属の労働衛生コンサルタントを委員に指名可 ○
(4)外部の作業環境測定機関の測定士は当該事業場の労働者ではない → 委員に指名不可
(5)長時間労働対策は付議事項 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

衛生委員会の委員は原則として事業場の労働者だ。外部機関の人は委員にできない。労働衛生コンサルタントは選任関係があるからOKだけどな。

問23.総括安全衛生管理者の選任

■問題文
常時使用する労働者数が100人の事業場で、法令上、総括安全衛生管理者の選任が義務付けられている業種は、次のうちどれか。

■選択肢
(1)医療業

(2)熱供給業

(3)通信業

(4)水道業

(5)清掃業

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)医療業 → 300人以上で選任義務
(2)熱供給業 → 300人以上
(3)通信業 → 300人以上
(4)水道業 → 300人以上
(5)清掃業 → 100人以上で選任義務あり

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

清掃業は危険度が高いから100人以上で選任必要だ。他の選択肢は全部300人以上のグループだな。

問24.ストレスチェック・面接指導

■問題文
労働安全衛生法に基づく心理的な負担の程度を把握するための検査の結果に基づき実施する面接指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)常時50人以上の労働者を使用する事業者は、1年以内ごとに1回、定期に、心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の結果を所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。

(2)事業者は、面接指導の対象となる労働者の要件に該当する労働者から申出があったときは、申出の日から3か月以内に、面接指導を行わなければならない。

(3)事業者は、面接指導を行った場合は、当該面接指導の結果を当該事業場の当該部署に所属する労働者の集団その他の一定規模の集団ごとに集計し、その結果について分析しなければならない。

(4)面接指導の結果は、健康診断個人票に記載しなければならない。

(5)面接指導を行う医師として事業者が指名できる医師は、法定の研修を修了した医師に限られる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)50人以上の事業場は年1回、検査・面接指導の実施状況を報告 → 正しい
(2)申出から遅滞なく実施(3か月ではない)
(3)集団分析は努力義務であり義務ではない
(4)面接指導の結果は面接指導結果の記録に記載(健康診断個人票ではない)
(5)面接指導を行う医師に研修修了の要件はない

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

ストレスチェックの報告義務は50人以上の事業場で年1回だ。面接指導は「遅滞なく」だし、集団分析は努力義務。引っかけポイントが多い問題だな。

問25.事業場の衛生基準

■問題文
事業場の建築物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反しているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)常時40人の労働者を就業させている屋内作業場の気積が、設備の占める容積及び床面から3mを超える高さにある空間を除き400m³となっている。

(2)ねずみ、昆虫等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにねずみ、昆虫等による被害の状況について、6か月ごとに1回、定期に、統一的に調査を実施し、その調査結果に基づき、必要な措置を講じている。

(3)男性5人を含む常時30人の労働者が就業している事業場で、女性用には臥床することのできる休養室を設けているが、男性用には、臥床することのできない休憩設備を利用させている。

(4)事業場に附属する食堂の床面積を、食事の際の1人について、1m²を超えるようにしている。

(5)事業場に附属する炊事場の入口には、洗浄剤を含浸させたマットを設置して、土足のままでも立ち入ることができるようにしている。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)400m³÷40人=10m³/人 → 基準OK ○
(2)ねずみ等の調査 6か月ごとに1回 ○
(3)30人で女性用臥床可の休養室あり → 基準OK ○
(4)食堂の床面積1m²超/人 ○
(5)炊事場は土足厳禁。マット設置でも土足はダメ

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

炊事場に土足で入るな。洗浄マットを敷こうが何しようが土足はアウトだ。衛生管理の基本だろうが。

問26.労働時間等

■問題文
労働基準法における労働時間等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)監視又は断続的労働に従事する労働者であって、所轄労働基準監督署長の許可を受けたものについては、労働時間、休憩及び休日に関する規定は適用されない。

(2)1日8時間を超えて労働させることができるのは、時間外労働の協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合に限られている。

(3)フレックスタイム制の清算期間は、6か月以内の期間に限られる。

(4)満20歳未満の者については、時間外・休日労働をさせることはできない。

(5)労働時間が8時間を超える場合においては少なくとも60分、12時間を超える場合においては少なくとも90分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)監視又は断続的労働で監督署長の許可を得た者 → 労働時間・休憩・休日の規定が適用除外 → 正しい
(2)変形労働時間制や災害時の臨時の必要がある場合もあり、協定だけに限られない
(3)フレックスタイム制の清算期間は3か月以内
(4)満18歳未満が時間外・休日労働禁止(20歳ではない)
(5)休憩は8時間超で60分。12時間超の90分規定はない

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

監視・断続的労働は監督署長の許可があれば労働時間等の規定が適用除外になる。ビル管理の宿直とかが典型例だな。

問27.年次有給休暇

■問題文
週所定労働時間が24時間、週所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算して3年6か月継続勤務したものに対して、その後1年間に新たに与えなければならない年次有給休暇日数として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
ただし、その労働者はその直前の1年間に全労働日の8割以上出勤したものとする。

■選択肢
(1)9日

(2)10日

(3)11日

(4)12日

(5)13日

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

週所定労働日数4日・3年6か月継続勤務の場合:
比例付与の表により年次有給休暇は10日
※週30時間未満なので比例付与が適用される

でぃでぃ

正解は(2)、10日ですね。

おっさん

週24時間で30時間未満だから比例付与だ。4日・3.5年で10日。有給の比例付与表は丸暗記必須だぞ。

令和7年10月公表分 労働衛生-一般共通

おっさん

問28-問34は労働衛生(一般共通)だ。メンタルヘルスケアから食中毒、骨折の救急処置まで幅広いぞ。

問28.メンタルヘルスケア

■問題文
厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルスケアの実施に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

■選択肢
(1)心の健康づくり計画の実施に当たっては、メンタルヘルス不調を未然に防止する「一次予防」、メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な措置を行う「二次予防」及びメンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰支援等を行う「三次予防」が円滑に行われるようにする必要がある。

(2)プライバシー保護の観点から、衛生委員会や安全衛生委員会において、ストレスチェック制度に関する調査審議とメンタルヘルスケアに関する調査審議を関連付けて行うことは避ける。

(3)「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、あるいはこれに対処することである。

(4)心の健康問題を抱える労働者に対して、健康問題以外の観点から評価が行われる傾向が強いという問題があることに留意する。

(5)労働者の心の健康は、職場配置、人事異動、職場の組織等の要因によって影響を受ける可能性があるため、人事労務管理部門と連携するようにする。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)一次予防・二次予防・三次予防の説明 ○
(2)ストレスチェック制度とメンタルヘルスケアの調査審議は関連付けて行うことが望ましい(避けるは誤り)
(3)セルフケアの定義 ○
(4)健康問題以外の観点からの評価に留意 ○
(5)人事労務管理部門との連携 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

ストレスチェックとメンタルヘルスケアは一体的に取り組むべきものだ。「避ける」なんてとんでもないな。むしろ関連付けろって指針に書いてある。

問29.健康保持増進対策

■問題文
厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

■選択肢
(1)健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康保持増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。

(2)健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を活用することが望ましい。

(3)健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導、保健指導が含まれる。

(4)健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。

(5)医療保険者と連携したコラボヘルス等の労働者の健康保持増進対策を推進するためであっても、定期健康診断の結果の記録等、労働者の健康状態等が把握できる客観的な数値等を医療保険者に提供してはならない。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)※記述の通り
(5)定期健康診断の結果等を医療保険者に提供することは可能。コラボヘルス推進のために連携すべき

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

コラボヘルスは事業者と医療保険者が連携する取り組みだ。健診データの提供は適切とされてるんだよな。「提供してはならない」は間違いだ。

問30.食中毒

■問題文
食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)毒素型食中毒は、食物に付着した細菌により産生された毒素によって起こる食中毒で、ボツリヌス菌によるものがある。

(2)感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものがある。

(3)O-157やO-111は、ベロ毒素を産生する大腸菌で、これらによる食中毒は、腹痛や出血を伴う水様性の下痢などの症状を呈する。

(4)ノロウイルスの失活化には、煮沸消毒又は塩素系の消毒剤が効果的である。

(5)魚、チーズなどに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成するヒスタミンは、加熱により分解される。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)~(4)※記述の通り
(5)ヒスタミンは加熱しても分解されにくい(分解されるは誤り)

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

ヒスタミンは熱に強いから加熱調理しても無駄なんだよな。鮮度管理でしか防げない。何回出ても同じ答えだ。

問31.虚血性心疾患

■問題文
虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)運動負荷心電図検査は、心筋の異常や不整脈の発見には役立つが、虚血性心疾患の発見には有用でない。

(2)虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞とに大別される。

(3)狭心症は、心臓の血管の一部の血流が一時的に悪くなる病気である。

(4)心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が長時間続き、1時間以上になることもある。

(5)狭心症の痛みの場所は、心筋梗塞とほぼ同じであるが、その発作が続く時間は、通常数分程度で、長くても15分以内におさまることが多い。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)運動負荷心電図検査は虚血性心疾患の発見に有用(有用でないは誤り)
(2)虚血性心疾患 → 狭心症と心筋梗塞 ○
(3)狭心症 → 一時的な血流悪化 ○
(4)心筋梗塞 → 激しい胸痛が長時間 ○
(5)狭心症の発作 → 通常数分~15分以内 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

運動負荷心電図は虚血性心疾患の発見にバリバリ有用だ。「役立つが有用でない」って矛盾した文を見抜けるかがポイントだな。

問32.骨折の救急処置

■問題文
骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)開放骨折のことを複雑骨折という。

(2)複雑骨折は、感染が起こりやすく治りにくい。

(3)骨折部を副子で固定するときには、骨折した部分が変形していても、そのままの状態を保持して、直近の関節部を含めた広い範囲を固定する。

(4)単純骨折とは、骨にひびが入った状態のことをいう。

(5)完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢音が認められることがある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)開放骨折=複雑骨折 ○
(2)複雑骨折は感染しやすく治りにくい ○
(3)副子固定は変形のまま関節を含めて広く固定 ○
(4)単純骨折(閉鎖骨折)=皮膚を突き破っていない骨折。骨にひびが入った状態は不全骨折(亀裂骨折)
(5)完全骨折 → 軋轢音あり ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

単純骨折は「閉鎖骨折」のことで、皮膚を破っていない骨折だ。ひびは「不全骨折」。用語の定義を正確に覚えとけ。

問33.労働衛生管理統計

■問題文
労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)健康管理統計において、ある時点での検査における有所見者の割合を有所見率といい、これは発生率と同じ意味で用いられる。

(2)集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

(3)ばらつきをもって分布するデータの代表値として、平均値、中央値などがあるが、どの代表値を選択するかは、データの内容と分布による。

(4)ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

(5)病休度数率は、在籍労働者の延べ実労働時間数100万時間当たりの疾病休業件数で示される。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)有所見率≠発生率。有所見率はある時点での割合(有病率に近い)、発生率は一定期間の新規発生割合
(2)分散が異なれば異なる集団 ○
(3)代表値の選択はデータ次第 ○
(4)相関≠因果 ○
(5)病休度数率の定義 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

有所見率と発生率は別物だ。有所見率は「今この瞬間の割合」、発生率は「期間中に新しく発生した割合」。疫学の基本だな。

問34.BMI

■問題文
BMIに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)BMIは肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられる指数で、この数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向がある。

(2)BMIによる肥満度の判定基準には、男性と女性とで同一の数値が用いられる。

(3)BMIは、内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にある。

(4)BMIが22になる場合の体重は、標準体重といわれる。

(5)BMIが18.5以上25未満の範囲となる場合の体重は、普通体重といわれる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)BMIの基本的な説明 ○
(2)男女同一基準 ○
(3)BMIと内臓脂肪は直線的な比例関係ではない。個人差がある
(4)BMI22=標準体重 ○
(5)18.5以上25未満=普通体重 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

BMIが同じでも内臓脂肪の量は人それぞれだ。直線的に比例するなんて単純な話じゃないんだよな。

令和7年10月公表分 労働生理

第一種 衛生管理者 令和7年10月公表問題 労働生理
おっさん

問35-問44の労働生理だ。最後の10問、ここまで来たら最後まで走り切れよ。

問35.腎臓・尿

■問題文
腎臓又は尿に関する次のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。

(2)血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。

(3)原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。

(4)尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱アルカリ性である。

(5)原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収される。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)蛋白質は糸球体から濾し出されない(分子が大きい)
(2)老廃物は糸球体→ボウマン嚢(尿細管からではない)
(3)原尿の水分は約99%が再吸収される
(4)尿は弱酸性(弱アルカリ性ではない)
(5)電解質の多くは尿細管で再吸収 → 正しい

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

腎臓は必要なものを再吸収して不要なものだけ尿として出す。電解質も水分も大部分は尿細管で再吸収されるんだ。

問36.心臓・血液循環

■問題文
心臓及び血液循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)心臓の中にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激が、刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、心臓は規則正しく収縮と拡張を繰り返す。

(2)心臓の拍動は、自律神経の支配を受けている。

(3)体循環では、血液は左心室から大動脈に入り、静脈血となって右心房に戻ってくる。

(4)肺循環とは、右心室から肺静脈を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心房に戻る血液の循環をいう。

(5)動脈硬化とは、コレステロールの蓄積などにより、動脈壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態であり、進行すると血管の狭窄や閉塞を招き、臓器への酸素や栄養分の供給が妨げられる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)洞結節で刺激発生 → 刺激伝導系で伝達 ○
(2)自律神経の支配を受ける ○
(3)体循環 → 左心室→大動脈→静脈血で右心房 ○
(4)肺循環 → 右心室→「肺動脈」→肺→「肺静脈」→左心房。動脈と静脈が逆になっている
(5)動脈硬化の説明 ○

でぃでぃ

正解は(4)、ですね。

おっさん

肺循環は「右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房」だ。肺に行くのが肺動脈、戻るのが肺静脈。名前と方向を入れ替えてくるのは定番の引っかけだな。

問37.ホルモン

■問題文
ヒトのホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

■選択肢
(1)コルチゾール ― 副腎皮質 ― 血糖量の増加

(2)アルドステロン ― 副腎皮質 ― 体液中の塩類バランスの調節

(3)メラトニン ― 副甲状腺 ― 体液中のカルシウムバランスの調節

(4)インスリン ― 膵臓 ― 血糖量の減少

(5)グルカゴン ― 膵臓 ― 血糖量の増加

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)コルチゾール → 副腎皮質 → 血糖量増加 ○
(2)アルドステロン → 副腎皮質 → 塩類バランス調節 ○
(3)メラトニン → 松果体(副甲状腺ではない)。副甲状腺はパラソルモンを分泌しカルシウム調節
(4)インスリン → 膵臓 → 血糖量減少 ○
(5)グルカゴン → 膵臓 → 血糖量増加 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

メラトニンは松果体から出て睡眠リズムを調節するホルモンだ。副甲状腺はパラソルモンでカルシウム調節。臓器とホルモンの対応は表で覚えろ。

問38.蛋白質の代謝

■問題文
蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である。

(2)蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。

(3)血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。

(4)肝臓では、アミノ酸から血漿蛋白質が合成される。

(5)飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)蛋白質の基本構造 ○
(2)膵リパーゼは脂肪を分解する酵素。蛋白質を分解するのはトリプシン・キモトリプシン
(3)アミノ酸から蛋白質の再合成 ○
(4)肝臓での血漿蛋白質合成 ○
(5)糖新生 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

リパーゼは「リピッド(脂肪)」を分解する酵素だ。名前からして分かるだろうが。蛋白質はトリプシンだぞ。消化酵素の対応は基本だな。

問39.消化器系

■問題文
消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)十二指腸に胃から酸性の消化物が入ってくると、アルカリ性の膵液が分泌され、酸を中和する。

(2)無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。

(3)胆汁はアルカリ性で、蛋白質を分解するトリプシンなどの消化酵素を含んでいる。

(4)ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を分解する。

(5)小腸の表面は、ビロード状の絨毛という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)膵液はアルカリ性で酸を中和 ○
(2)無機塩・ビタミンは分解なしで吸収 ○
(3)胆汁に消化酵素は含まれない。脂肪を乳化して消化を助ける。トリプシンは膵液の酵素
(4)ペプシノーゲン→ペプシン ○
(5)絨毛による吸収効率の向上 ○

でぃでぃ

正解は(3)、ですね。

おっさん

胆汁は脂肪を乳化するだけで消化酵素は入ってない。トリプシンは膵液の消化酵素だ。これも定番の引っかけだな。

問40.血液

■問題文
血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)赤血球は、骨髄で産生され、寿命は約120日で、血球の中で最も多い。

(2)血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は低くなる。

(3)好中球は、白血球の約60%を占め、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

(4)リンパ球は、白血球の約30%を占め、Tリンパ球、Bリンパ球などの種類があり、免疫反応に関与している。

(5)ABO式血液型は、白血球による血液型分類の一つで、A型血液の血清は抗B抗体をもつ。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)赤血球 → 骨髄で産生、寿命120日 ○
(2)ヘマトクリット → 赤血球の割合、貧血で低下 ○
(3)好中球 → 白血球の約60%、貪食作用 ○
(4)リンパ球 → 白血球の約30%、免疫反応 ○
(5)ABO式血液型は赤血球の抗原による分類(白血球ではない)

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

ABO式は赤血球の表面にある抗原で分類するんだよな。白血球の分類はHLA型とかだ。基本的だけど出題頻度が高い問題だぞ。

問41.神経系

■問題文
神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)神経系は、中枢神経系と末梢神経系に大別され、中枢神経系は脳と脊髄から成る。

(2)大脳の内側の髄質は、神経細胞の細胞体が集合した灰白質で、感覚、運動、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

(3)神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索、複数の樹状突起から成り、ニューロンともいわれる。

(4)交感神経系は、心拍数を増加したり、消化管の運動を抑制する。

(5)体性神経には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)中枢神経系=脳+脊髄 ○
(2)大脳の内側の髄質は白質(神経線維)。灰白質(神経細胞体)は外側の皮質にある
(3)ニューロンの構成 ○
(4)交感神経 → 心拍数増加・消化管運動抑制 ○
(5)体性神経 → 感覚神経+運動神経 ○

でぃでぃ

正解は(2)、ですね。

おっさん

大脳は外側が灰白質(皮質)で内側が白質(髄質)だ。脊髄とは逆だからな。入れ替え問題の典型だ。

問42.筋肉

■問題文
筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)刺激に対して意識とは無関係に起こる定型的な反応を反射といい、最も単純な反射には膝蓋腱反射などの伸張反射がある。

(2)筋肉が収縮して出す最大筋力は、筋肉の単位断面積当たりの平均値をとると、性差や年齢差はほとんどない。

(3)運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。

(4)荷物を持ち上げたり屈伸運動をするとき、関節運動に関与する筋肉には、等張性収縮が生じている。

(5)筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)反射と膝蓋腱反射 ○
(2)単位断面積あたりの最大筋力に性差・年齢差なし ○
(3)活動性肥大 ○
(4)等張性収縮 ○
(5)酸素十分なら水とCO₂になる。乳酸は酸素不足(嫌気的条件)の場合

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

酸素十分=好気的代謝=水とCO₂。酸素不足=嫌気的代謝=乳酸。「完全に分解=乳酸」ってのは矛盾してるだろうが。

問43.体温調節

■問題文
体温調節に関する記述のうち、正しいものはどれか。

■選択肢
(1)寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

(2)暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。

(3)体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。

(4)体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散のバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。

(5)甲状腺ホルモンの分泌により、代謝が亢進し、体温は上昇する。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)寒冷時は血管収縮(拡張ではない)
(2)暑熱時は皮膚の血流量が増加(内臓ではない)
(3)恒常性はホメオスタシス(同調性ではない)。筋肉と神経系ではなく内分泌系と神経系
(4)体温調節中枢は視床下部(小脳ではない)
(5)甲状腺ホルモンは代謝を亢進させ体温を上昇させる → 正しい

でぃでぃ

正解は(5)、ですね。

おっさん

他の選択肢が全部間違いだから消去法でもいけるな。甲状腺ホルモンは代謝のアクセルだ。バセドウ病で体温上がるのもこれが原因だぞ。

問44.ストレス

■問題文
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

■選択肢
(1)外部からの刺激であるストレッサーは、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。

(2)ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。

(3)昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。

(4)職場環境における騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある。

(5)ストレスにより、自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患又は内科的疾患が生じる場合がある。

でぃでぃ

まず、各肢のポイントを見てみましょう!

(1)ストレッサーは形態や程度により異なる反応を引き起こす。「かかわらず抑圧する」は誤り
(2)カテコールアミン・副腎皮質ホルモンが関与 ○
(3)昇進・転勤等がストレスの原因 ○
(4)職場環境の物理的要因もストレス原因 ○
(5)自律神経系・内分泌系のバランス崩れで疾患 ○

でぃでぃ

正解は(1)、ですね。

おっさん

ストレス反応は「抑圧するだけ」じゃないんだよな。闘争・逃走反応みたいに活動を亢進させることもある。「かかわらず」ってのが引っかけだ。

まとめ

でぃでぃ

お疲れ様でしたです!令和7年10月公表分の44問、全部完了ですー。

おっさん

今回は作業主任者の組合せ問題や、ガスと蒸気の区別とか、基本をしっかり押さえてるかが問われたな。

でぃでぃ

本編の学習ページも併せて復習してみてくださいです!

おっさん

過去問は繰り返しが命だ。同じパターンが形を変えて出てくるからな。何周もやれよ。

働きやすい職場で働く。ドライバーズワーク。

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⑦:労働衛生-一般業務と共通
⑧:労働生理(前半)
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